新古今和歌集

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日本の古典

枕詞 「たらちねの/垂乳根の」の和歌集 万葉集と古今、拾遺、新古今から29首!

「たらちねの」の歌 「たらちねの」は母、親にかかる枕詞。 「垂乳根の」と書く。垂乳根は母、両親のこと。父も言う。 「垂乳女(たらちめ)」を母、「垂乳男(たらちを)」を父とするようになった。 「たまもかる」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 24 1 0 2 0 0 0 0 2 0...
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枕詞 「たまぼこの/たまほこの」の和歌集 万葉集と古今、拾遺、新古今から47首!

「たまぼこの」の歌 「たまぼこの/たまほこの」は道、里、枕などにかかる枕詞。 「玉鉾の」と書く。鉾とは武器の一種で槍に近い。玉鉾で道という意味。 里への邪霊の侵入を防ぐために道に鉾を立てたことに由来するとされる。 「たまぼこの」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 37 1 0 3...
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枕詞 「たまのをの/玉の緒の」の和歌集 万葉集と古今、後撰、拾遺、新古今から26首!

「たまのをの」の歌 「たまのをの」は長し、短し、継ぐ、乱る、命などにかかる枕詞。 「玉の緒の」と書く。玉の緒とは、玉(宝石)を貫くひものこと。 長し、短し、など、玉の緒に関連した言葉にかかっている。 短い事の例えとして用いられることもあり、その意味から命にもかかる。 「たまのをの」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰...
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枕詞 「たまくしげ/玉櫛笥」の和歌集 万葉集と古今、後撰、拾遺、金葉、新古今などから33首!

「たまくしげ」の歌 「たまくしげ」はふた、身、みもろ、あく、覆ふ、奥に思ふなどにかかる枕詞。 玉櫛笥と書く。櫛を入れる箱のこと。玉は美しさを表現している。「玉(宝石)のように美しい」といった意味。 くしげに関係のある言葉にかかる。 箱の「ふた」から、2の「ふた」となるなど、枕詞として連想される範囲は広い。 「たまくしげ...
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枕詞 「たまづさの/玉梓の」の和歌集 万葉集と新古今和歌集から18首!

「たまづさの」の歌 「たまづさの」は使ひ、妹にかかる枕詞。 「玉梓の」と書く。玉梓とは手紙のこと。また、手紙を運ぶ使者のこと。 使者は梓の杖を持ったことから、「玉梓の」で使ひ、妹にかかる。妹は姉妹の妹に限らず、妻や恋人も含まれる。 「たまづさの」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古...
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枕詞 「ちはやぶる」和歌集 百人一首、万葉集、古今、後撰、拾遺、新古今などから54首!

ちはやぶるの歌 在原業平ありわらのなりひら ちはやぶる 神代かみよもきかず 竜田川たつたがわ 唐紅からくれないに 水みずくくるとは 「ちはやぶる」は神の枕詞です。「千早振る」と書きます。「ち」は神の力。「はや」はその力が強大であることを意味しているとされます。万葉集199においては本来の意味で用いられている。 以下の勅...
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枕詞 「あしびきの/あしひきの」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、後拾遺、金葉、千載、新古今から194首!

「あしびきの/あしひきの」の歌 「あしびきの」は年山、峰、尾の上(をのへ)、岩、木などにかかる枕詞。「足引きの」と書くが、葦引き、あし曳などとと書くことも。 万葉集では「あしびきの」と読まれ、後に「あしひきの」と読まれるようになった。 枕詞としてよく詠まれ、数も多く、万葉112、八代82を数える。 「あしびきの/あしひ...
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枕詞 「しろたへの」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、後拾遺、金葉、新古今から82首!

「しろたへの」の歌 「しろたへの」は衣、袖、袂(たもと)、領巾、紐、帯、白、雪、波、浜、木綿、富士などにかかる枕詞。「白妙の」、「白栲の」と書く。 白妙・白栲とは、楮(こうぞ)というクワ科の樹木であり、樹皮から繊維、布が作られ、和紙の原料にもなる。 その白さから、「しろたへ」で白い色をも意味し、雪や雲、波などにもかかる...
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枕詞 「くれたけの」の和歌集 古今、後撰、拾遺、後拾遺、金葉、千載、新古今から16首!

「くれたけの」の歌 「くれたけの」は節(ふし)、夜、むなしにかかる枕詞。「呉竹の」と書く。 呉竹は竹の一種。竹の節から、「ふし」となり、伏見、うきふしにもかかる。 節と節の間を節(よ)ともいうことから、夜、世にもかかる。 「くさまくら」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 0 3 ...
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枕詞 「くさまくら」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、後拾遺、金葉、千載、新古今から77首!

「くさまくら」の歌 「くさまくら」は旅、度、結ふ、夕、結ぶ、露などにかかる枕詞。「草枕」と書く。 草で枕を結び作って、野宿することを草枕という。旅そのものを草枕ともいう。 「くさまくら」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 49 1 4 3 2 2 0 8 8 1.1 0.1 0....
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枕詞 「からころも」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、後拾遺、金葉、千載、新古今から69首!

「からころも」の歌 「からころも」は着る、裁つ、はる、袖、裾、紐などにかかる枕詞。「唐衣」、「韓衣」と書く。 唐衣とは袖が広く裾の長い唐風の服をいう。衣をつくるために布を裁つことから、枕詞となっている。 「からころも」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 7 10 21 9 6 3...
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枕詞 「おほともの(大伴の)」の和歌集 万葉集から16首!

「おほともの」の歌 「おほともの」は「見つ」などの枕詞。「大伴の」と書く。 大阪の御津という地から、「見つ」にかかる。 「おほともの」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 15 0 0 0 0 0 0 0 1 0.3 0 0 0 0 0 0 0 0.1 ※上は歌の数、下は割合(パー...
日本の古典

枕詞 「うつせみの」の和歌集 万葉集、古今、後撰、後拾遺、新古今から43首!

「うつせみの」の歌 「うつせみの」は「世、人、身、むなし、わびし」などの枕詞。「空蝉の」と書く。蝉の抜け殻のこと。 名詞としての「うつせみ」は「この世の人」、「この世」などの意味も持ち、古くは「うつそみ」とされた。 「うつせみの」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 29 5 6 ...
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枕詞 「あまざかる」の和歌集 百人一首、万葉集、古今、後撰、拾遺、新古今などから24首!

「あまざかる」の歌 「あまざかる」は鄙(ひな)の枕詞です。「天離る」と書きます。鄙とは都を離れた土地、田舎のこと。 天から離れているということから鄙にかかる枕詞となっている。 万葉集で使用される。古今以降(中古以降)においては新古今の1首のみ。 「あまざかる」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞...
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枕詞 「いはばしる(いははしる)」の和歌集 万葉集、古今、千載、新古今から11首!

「いはばしる」の歌 「いはばしる」は近江、垂水(たるみ)、滝、にかかる枕詞。「石走る」、又は、「岩走る」と書く。 枕詞として用いないときは、「水がいわの上を激しく流れる」ことを意味し、千載と新古今ではそのように用いられている。 「いはばしる」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 8...
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枕詞 「あかねさす」和歌集 万葉集、金葉、詞花、新古今から15首!

あかねさすの歌 「あかねさす」は日、昼、照、紫、君の枕詞です。「茜さす」とも書きます。 あかね色に美しく輝くという意から用いられる。 「あかねさす」としては古今から後拾遺、千載では採用されていない。「あかね」としても拾遺2、新古今1の使用のみ。 あかねさすの歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 ...