第11章 試験によく出るポイントと総まとめ – 出題頻度の高い科目と仕訳一覧
ここからは、簿記3級の試験で特によく出題される勘定科目と、その代表的な仕訳パターンをまとめていきます。
この章をしっかり復習すれば、本試験の6~7割を安定して得点できるようになります。
出題頻度の高い主要勘定科目
以下の科目は、ほぼ毎回のように登場する重要科目です。
特に「現金」「売掛金」「買掛金」「売上」「仕入」「経費科目」は、必ず出題されます。
| 科目 | 分類 | 増えるとき | 減るとき | 主な場面 |
|---|---|---|---|---|
| 現金 | 資産 | 借方 | 貸方 | 入出金のすべて |
| 普通預金 | 資産 | 借方 | 貸方 | 振込・口座の取引 |
| 売掛金 | 資産 | 借方 | 貸方 | 掛け販売・入金 |
| 買掛金 | 負債 | 貸方 | 借方 | 掛け仕入・支払 |
| 売上 | 収益 | 貸方 | 借方 | 商品販売 |
| 仕入 | 費用 | 借方 | 貸方 | 商品購入 |
| 給料手当 | 費用 | 借方 | 貸方 | 従業員給与の支払 |
| 支払家賃 | 費用 | 借方 | 貸方 | 店舗・事務所の家賃 |
| 水道光熱費 | 費用 | 借方 | 貸方 | 電気・ガス・水道の料金 |
| 備品 | 資産 | 借方 | 貸方 | 机・パソコンなどを購入 |
代表的な仕訳パターンまとめ
次の表は、簿記3級で頻出する基本仕訳の例です。
試験前に必ず目で見て思い出せるようにしておきましょう。
| 取引内容 | 借方 | 貸方 | 金額(円) |
|---|---|---|---|
| 商品を現金で販売した | 現金 | 売上 | 10,000 |
| 商品を掛けで販売した | 売掛金 | 売上 | 20,000 |
| 商品を現金で仕入れた | 仕入 | 現金 | 8,000 |
| 家賃を普通預金から支払った | 支払家賃 | 普通預金 | 50,000 |
| 給料を現金で支払った | 給料手当 | 現金 | 100,000 |
ミニチェック:この取引の仕訳は?
試験によく出る取引パターンを確認してみましょう。クリックで答えが表示されます。
| 取引内容 | 借方・貸方 |
|---|---|
| 売掛金10,000円を現金で回収した |
解答を見る借方:現金 / 貸方:売掛金 |
| 仕入先へ買掛金5,000円を支払った |
解答を見る借方:買掛金 / 貸方:現金 |
| 消耗品を現金で購入した |
解答を見る借方:消耗品費 / 貸方:現金 |
試験対策のポイント
- 出題の6割は、日常的な取引(売上・仕入・経費・現金)。
- まず「資産・負債・収益・費用」のどれかを意識して勘定科目を決める。
- 「現金の増減」や「掛け取引の有無」で、借方・貸方を判断する。
- 「費用の支払」はほぼすべて借方費用・貸方現金(または預金)になる。
これらの基本パターンを押さえておけば、伝票・帳簿・決算整理の問題もスムーズに解けます。
次の記事では、「間違えやすいパターン」を整理し、ケアレスミスを防ぐコツを学びましょう。