現金と預金のちがい | 現金・預金の記録 | やさしい簿記3級講座

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第4章 現金・預金の記録 – 現金と預金のちがい

会社では、日々の取引の中で「現金」と「預金」を使い分けます。
どちらも「お金」ではありますが、簿記ではまったく別の勘定科目として扱われます。
ここでは、その違いと記録方法を整理してみましょう。

現金とは

現金とは、手元にある紙幣や硬貨など、すぐに使えるお金のことです。
財布や金庫の中にあるお金、切手や収入印紙、小切手(受け取った側にとってのもの)なども現金に含まれることがあります。
簿記上では、「現金」勘定を使って記録します。

分類 具体例 ポイント
紙幣・硬貨 1万円札、100円硬貨など 最も一般的な現金
受取小切手 取引先から受け取った小切手 入金前でも現金と同様に扱う
郵便為替証書・収入印紙 郵便局発行の証書など すぐに換金・使用可能なものは現金に含む

預金とは

預金とは、銀行などの金融機関に預けているお金のことです。
帳簿上では「当座預金」「普通預金」など、用途に応じた勘定科目を使って記録します。
企業では、現金よりも預金での支払いや受取の方が多くなります。

勘定科目 内容 主な使い方
当座預金 企業が主に小切手・手形で使う口座 手形・小切手の支払に使用
普通預金 自由に出し入れできる一般的な口座 給与振込・経費支払などに使用
定期預金 一定期間引き出せない預金 通常は現金預金の勘定には含めない

現金と預金の違いをまとめると

項目 現金 預金
保管場所 金庫・レジ 銀行口座
使い方 すぐに支払い・受取に使用 振込・小切手などで使用
簿記上の勘定科目 現金 当座預金・普通預金など
増減の記録方法 増えたら借方、減ったら貸方 増えたら借方、減ったら貸方

取引例で確認してみよう

例1:売上代金100,000円を現金で受け取った

借方 金額 貸方 金額
現金 100,000 売上 100,000

例2:売上代金200,000円が普通預金に振り込まれた

借方 金額 貸方 金額
普通預金 200,000 売上 200,000

どちらも「お金が増える」取引ですが、手元の現金なのか、銀行口座の預金なのかで使う勘定科目が異なります。
簿記では、この区別を正確に行うことがとても重要です。

まとめ

現金と預金はどちらも資産ですが、保管場所と使い方が異なるため、別々に記録する必要があります。
試験でも、現金と預金の区別を問う問題がよく出ます。
「手元にあるか」「銀行にあるか」を意識しながら仕訳を作成できるようにしておきましょう。