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AGGREGATE関数について
AGGREGATEの概要
19の方法による集計値Excel関数/数学 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
=AGGREGATE( 集計方法 , オプション , 数値1 , 数値2 , 数値3 ) =AGGREGATE( 集計方法 , オプション , 数値1 , 引数 ) 概要 19の集計方法で集計値を求める |
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どのような時に使用するか
- 飛び飛びのデータを集計したい
- 連続していないデータの集計
- 大量のデータのの中から、5番目に大きい数値を見つけ出したい
- 全体の数値において60%の位置にある数値を知りたい
AGGREGATE(集計方法が1~13)の例として合計値を求める
A | B | C | D | E | |
1 | |||||
2 | |||||
3 | 200 | 2 | 10 | 767
=AGGREGATE( 9 , 6 , A3:A5 , B3:B5 , C3:C5 ) ※6を指定することでエラーを無視して集計されます 9は合計値です。 =AGGREGATE( 9 , 6 , A3:C5 ) でもよい |
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4 | 300 | 4 | 20 | ||
5 | 200 | 1 | 30 | ||
6 |
ここでいうエラーとは、集計先の数値が #N/A となっている場合です。#N/Aがある場合に、オプションを4と指定している場合はそのままエラーとなります。
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||||
7 | |||||
8 | |||||
9 |
AGGREGATE(集計方法が14~19)の例として指定順位の値を求める
A | B | C | D | E | |
1 | |||||
2 | |||||
3 | 200 | 2 | 10 | 20
=AGGREGATE( 14 , 6 , A3:C5 , 5 ) ※14は降順の順位値です。5を引数として指定することで、降順で5番目の数が表示されます。 |
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4 | 300 | 4 | 20 | ||
5 | 200 | 1 | 30 | ||
6 |
指定した範囲の数値の大きいほうから数えて5番目の数値を表示します。大きい順で300,200,200,30,20ですから、20となります
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7 | |||||
8 | |||||
9 |
AGGREGATEとSUBTOTALの違い
- SUBTOTALにできてAGGREGATEにできない処理はないため、AGGREGATEが推奨されます
AGGREGATE SUBTOTAL 19種類の集計方法
エラーなどの無視処理の指定ができる
11種類の集計方法
エラーなどの無視処理の指定ができない
AGGREGATEの引数指定型(14~19)で離れたセルの値を取得したい
- 以下のA列、C列の最大値を求めたいときに=AGGREGATE( 14 , 6 , A1:A5 , C2:C5 , 1 )と、=AGGREGATE( 14 , 6 , A1:C5 , 1 )またはすることはできない。前者はエラー、後者はB列も含まれてしまう。
- そこで、MAXを用いるか、範囲毎に答えを求めてAGGREGATEを適用するかの方法を取ります。
- D1セルを=AGGREGATE( D2 , 6 , A1:A5 , E2 )、E1セルを=AGGREGATE( D2 , 6 , C1:C5 , E2 )とします。その上で、以下のようにします。
A | B | C | D | E | |
1 | 1 | 6 | 11 | 5 | 15 |
2 | 2 | 7 | 12 | 14 | 1 |
3 | 3 | 8 | 13 | 15
=AGGREGATE( D2 , 6 , D1:E1 , E2 ) このようにして、離れたセルについても集計が可能となります。 |
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4 | 4 | 9 | 14 | ||
5 | 5 | 10 | 15 | ||
6 |
D2=14であり、A列、B列の中から降順1位の15が表示されます
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7 | |||||
8 | |||||
9 |
AGGREGATEで0を無視する?
- 例えば以下の数値の中で0を無視して平均値を取得します。0を無視しなければ60です。オプションにおける0指定とは関数を無視するという意味であって、2や3の「0に加えて」の0は数値の0を無視するという意味ではありません。
- 0を無視したいということであれば、別途、0を空白セルとするセルを用意してその列について計算を行う方法などがあります。
A | B | C | D | E | |
1 | 0 | ||||
2 | 100 | 100 | |||
3 | 50 | 50 | 75
=AGGREGATE( 1 , 6 , C1:C5 ) 0を無視しないB列で計算した場合は、60が表示される。 |
||
4 | 70 | 70 | |||
5 | 80 | 80 | |||
6 |
C列をIF(B1=0,"",B1) として0を空白セルにしている
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||||
7 | |||||
8 | |||||
9 |
AGGREGATEに関する参考解説
Excelの関数を検索する
分類 | 関数 | 説明 |
---|---|---|
日付 | DATE | 年月日から日付を求める |
日付 | DATEDIF | 開始日から終了日までの期間を求める |
日付 | DAY | 日付から日を抽出する |
日付 | EDATE | 指定月後の月日を求める |
日付 | EOMONTH | 指定月後の月末を求める |
日付 | EOMONTH+1 | 指定月後の月初めを求める |
日付 | HOUR | 時刻から時間を取り出す |
日付 | MINUTE | 時刻から分を取り出す |
日付 | MONTH | 日付から付きを抽出する |
日付 | NETWORKDAYS | 営業日数を求める(土日休日型) |
日付 | NETWORKDAYS.INTL | 営業日数を求める(定休日と休業日指定型) |
日付 | NOW | 今日の日付と時刻を求める |
日付 | SECOND | 時刻から秒を取り出す |
日付 | TIME | 時間を指定して時刻データを作成する |
日付 | TODAY | 今日の日付を求める |
日付 | WEEKNUM | 1月1日から何週目かを求める |
日付 | WEEKDAY | 年月日から曜日番号を求める |
日付 | WORKDAY | 営業日について指定した日数後の年月日を求める |
日付 | WORKDAY.INTL | 営業日について指定した日数後の年月日を求める(定休日と休業日指定型) |
日付 | YEAR | 日付から年を抽出する |
文字操作 | & | 文字列を結合する |
文字操作 | ASC | 全角文字を半角文字に置き換える |
文字操作 | CHAR/CLEAN | 改行を削除する |
文字操作 | CONCAT | 文字を範囲指定で結合する |
文字操作 | CONCATENATE | 文字列を結合する |
文字操作 | COLUMN | 列番号を取得する |
文字操作 | DELTA | 数値が等しいかを判定する |
文字操作 | EXACT | 文字列が等しいかを判定する |
文字操作 | FIND(B) | セル内の指定した文字の位置を求める |
文字操作 | ISODD | 指定した数値が奇数か偶数かを判定する |
文字操作 | JIS | 半角文字を全角文字に置き換える |
文字操作 | LEFT(B) | 指定した文字数分の文字を先頭から取り出す |
文字操作 | LEN(B) | 文字数をカウントする |
文字操作 | LOWER | 文字列を小文字にする |
文字操作 | MID(B) | 指定した文字以降の文字を取り出す |
文字操作 | NUMBERSTRING | 漢数字に変換する |
文字操作 | PHONETIC | フリガナを取り出す |
文字操作 | PROPER | 文字列の先頭を大文字にする |
文字操作 | REPLACE(B) | 指定した位置にある文字を置き換える |
文字操作 | REPT | 指定回数分の文字列を表示 |
文字操作 | RIGHT(B) | 指定した文字数分の文字を末尾から取り出す |
文字操作 | ROW | 行番号を取得する |
文字操作 | SUBSTITUTE | 指定した文字列を置き換える |
文字操作 | SEARCH(B) | セル内の指定した文字の位置を求める |
文字操作 | TEXT | 日付などの数値(シリアル値)を文字形式に変換、抽出する |
文字操作 | TEXTJOIN | 文字列を結合する |
文字操作 | TRIM | 余分な空白を削除する |
文字操作 | UPPER | 文字列を大文字にする |
文字操作 | VALUE | 文字列を数値(シリアル値など)に変換する |
論理 | 論理式 | TRUEとFALSE |
論理 | AND | すべての条件を満たす論理式 |
論理 | IF | 論理式の結果によって表示を切り替える |
論理 | IFS | 複数の論理式の結果によって表示を切り替える |
論理 | OR | いずれかの条件を満たす論理式 |
論理 | SWITCH | 論理式の結果によって表示を切り替える |
数学 | AGGREGATE | 指定した19の集計方法で集計値を求める |
数学 | CEILING | 基準値の単位で切り上げる |
数学 | FLOOR | 基準値の単位で切り下げる |
数学 | INT | 小数点以下を切り捨てる |
数学 | ISEVEN | 偶数柿数かを判定する |
数学 | MOD | 割り算の余りを求める |
数学 | MROUND | 基準値の単位で四捨五入する |
数学 | POWER | べき乗を求める |
数学 | PRODUCT | 掛け算を求める |
数学 | QUOTIENT | 割り算の商を求める |
数学 | RAND | 乱数を発生させる |
数学 | ROUND | 指定した桁で四捨五入する |
数学 | ROUNDDOWN | 指定した桁で切り捨てる |
数学 | ROUNDUP | 指定した桁で切り上げる |
数学 | SUBTOTAL | 指定した11の集計方法で集計値を求める |
数学 | SUM | 数値の合計を求める |
数学 | SUMIF | 特定の条件を満たすセルの合計値を求める |
数学 | SUMIFS | 複数の条件を満たすセルの合計値を求める |
数学 | SUMPRODUCT | 条件付きセルの乗算数の合計を求める |
数学 | SUMPRODUCT | セルの乗算数の合計を求める |
数学 | TRUNC | 指定した桁数を切り捨てる |
数学 | TRUNC | 小数点以下を切り捨てる |
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