枕詞

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日本の古典

枕詞 「やすみしし/八隅知し」の和歌集 万葉集から26首!

「やすみしし」の歌 「やすみしし」はわが大君にかかる枕詞。 国の隅々まで知らす(治める)という意。八隅は四方八方の八。 万葉集3番の原文には「八隅知之」とある。 「やすみしし」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 26 0 0 0 0 0 0 0 0 0.6 0 0 0 0 0 0...
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枕詞 「ももづたふ/百伝ふ」の和歌集 万葉集から3首!

「ももづたふ」の歌 「ももづたふ」は八十(やそ)、五十(い)、渡る、磐余(いはれ)などにかかる枕詞。 数を数え、100に至るという意味から、八十などにかかる。 磐余は五十から。 「もののふの(武士の)」も八十、五十にかかる。 「ももづたふ」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 3 ...
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枕詞 「ももしきの/百敷の」の和歌集 万葉集、後撰、拾遺、新古今和歌集から26首!

「ももしきの」の歌 「ももしきの」は大宮にかかる枕詞。 「百敷の」、「百敷城の」と書く。皇居、宮中、代理を意味するが、これは枕詞としての使用から転じて発生した意味。 多くの石が敷かれているということから、大宮にかかる。 「ももしきの」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 20 0 ...
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枕詞 「もののふの/武士の」の和歌集 万葉集、新古今和歌集から23首!

「もののふの」の歌 「もののふの」は八十(やそ)、五十(い)、矢などにかかる枕詞。 「武士の」、「物部の」と書く。 「もののふ」とは朝廷に使える者をいい、文部百官ともいう。その数の多さから、八十などにかかる。 八十→八十氏川(やそうじかわ)→八十宇治川→宇治、と宇治にもかかる。 もののふの持つ矢から、矢田などにもかかる...
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枕詞 「むらきもの/群肝の、村肝の」の和歌集 万葉集から4首!

「むらきもの」の歌 「むらきもの」は心にかかる枕詞。「群肝の」、「村肝の」と書く。「むらぎもの」とも。 群肝、つまり、多くの臓器(五臓六腑)に心が宿っていると考えられていたことから。 「むらきもの」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0.1 0...
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枕詞 「みづとりの/水鳥の」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、金葉、千載、新古今から16首!

「みづとりの」の歌 「みづとりの(みつとりの)」は浮き、立つ、鴨、賀茂(かも)、青葉にかかる枕詞。 「水鳥の」と書く。賀茂は鴨から。鴨の羽の色から青葉に。 賀茂は「ちはやぶる」が枕詞となることもある。 「立つ」は飛び立つことから。 「みづとりの」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古...
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枕詞 「みづくきの/水茎の」の和歌集 万葉集、古今、拾遺、新古今和歌集から12首!

「みづくきの」の歌 「みづくきの(みつくきの)」は水城(みづき)、岡(をか)にかかる枕詞。 「水茎の」と書く。水茎は筆、手紙、筆跡。この場合においては「みづぐき」と読む。 「みづくき」→「みづき」による。 「みづくきの」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 5 1 0 1 0 0 ...
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枕詞 「ふゆごもり/冬籠り」の和歌集 万葉集、金葉、千載、新古今和歌集から14首!

「ふゆごもり」の歌 「ふゆごもり(ふゆこもり)」は春、張るにかかる枕詞。 「冬籠り」と書く。冬ごもりのあと、春が来る。 八代集では歌枕としては使用されていない。歌枕としては万葉のみ。 「ふゆごもり」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 9 2 0 0 0 1 0 1 1 0.2 0...
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枕詞 「ひさかたの/久方の」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、新古今和歌集などから88首!

「ひさかたの」の歌 「ひさかたの」は天(あめ、あま)、雨、月、雲、空、光などにかかる枕詞。 「久方の」と書く。天に関係のある語にかかる。日射す方、など諸説ある。 和歌を詠んで、「久方の」から感じる各々の感覚が答えです。 「ひさかたの」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 50 10...
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枕詞 「なつくさの/夏草の」の和歌集 万葉集、古今、拾遺、金葉、新古今から17首!

「なつくさの」の歌 「なつくさの」はしげし、探し、かりそめなどにかかる枕詞。 「夏草の」と書く。夏草が茂る意から「しげし」、「深し」。夏草を刈るから、「かりそめ」。 「なつくさの」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 9 2 0 1 0 2 0 0 3 0.2 0.2 0 0.1 ...
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枕詞 「ぬえどりの/鵼鳥の」の和歌集 万葉集から13首!

「ぬえどりの」の歌 「ぬえどりの(ぬえとりの)」はのどよふ、うらなげ、片恋などにかかる枕詞。 「鵼鳥の」と書く。鵼鳥はトラツグミというスズメ目の鳥。 「ヒィー、ヒィー」と嘆いているように鳴くことから、「うらなく」「片恋」など悲しげな言葉の枕詞となる。 「ぬえどりの」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金...
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枕詞 「にほどりの/鳰鳥の」の和歌集 万葉集、古今和歌集、後撰、拾遺和歌集から13首!

「にほどりの」の歌 「にほどりの(にほとりの)」は葛飾、なづさふ、並ぶ、息長(おきなが)などにかかる枕詞。 「鳰鳥の」と書く。鳰鳥はカイツブリという名の鳥。滋賀県の県鳥。鳰でもよい。「鳰の海」とは琵琶湖のこと。 水上に巣をつくる鳥で、水中を潜って魚を捕る姿から、潜く(かづく)と同音の葛飾(かづしか)、水に浮いている様か...
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枕詞 「とりがなく/鶏が鳴く」の和歌集 万葉集から9首!

「とりがなく」の歌 「とりがなく(とりかなく)」は東(あずま)にかかる枕詞。 「鶏が鳴く」と書く。 朝を告げる鶏の鳴き声。そして、東から日が昇る。このことから、東にかかる枕詞となったと考えられる。 「とりがなく」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 9 0 0 0 0 0 0 0 ...
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枕詞 「つゆしもの/露霜の」の和歌集 万葉集、詞花和歌集、新古今和歌集から15首!

「つゆしもの」の歌 「つゆしもの(つゆじもの)」は消(け)、置く、秋にかかる枕詞。 中世以降はつゆじもとも。 「露霜の」と書く。霜よりも露の意が強く、単に露としての意味も持つ。 そのため、消えやすさから、消、葉に置かれる様から置くなどのかかる。 「つゆしもの」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞...
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枕詞 「つがのきの/栂の木の」の和歌集 万葉集から4首!

「つがのきの」の歌 「つがのきの」はつぎつぎにかかる枕詞。 「栂の木の」と書く。栂とはマツ科の樹木。 つがのきの→つぎつぎ、と類似の連想によって、かかる枕詞。 万葉集のみで、八代集では植物としての栂も詠われない。 「つがのきの」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 4 0 0 0 ...
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枕詞 「たらちねの/垂乳根の」の和歌集 万葉集と古今、拾遺、新古今から29首!

「たらちねの」の歌 「たらちねの」は母、親にかかる枕詞。 「垂乳根の」と書く。垂乳根は母、両親のこと。父も言う。 「垂乳女(たらちめ)」を母、「垂乳男(たらちを)」を父とするようになった。 「たまもかる」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 24 1 0 2 0 0 0 0 2 0...