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原作タイトルは「БЕДНЫЕ ЛЮДИ」。本作はドストエフスキーの処女作、原点。ロシア人の「じっと耐える」という国民性が伝わってくるような作品です。
ロシア文学を読む上での障壁となる、人物名を対照表として一覧表示します。しおりとしてご利用いただけます。
世間から侮㚽の目で見られている小心で善良な小役人マカール・ジェーヴシキンと薄幸の乙女ワーレンカの不幸な恋を描いた処女作。 – 新潮文庫
中年のしがない下級役人マカールと、天涯孤独な娘ワルワーラ。二人は毎日手紙で励ましあい、貧しさに耐えている。互いの存在だけを頼りに社会の最底辺で必死に生きる二人に、ある日人生の大きな岐路が訪れる…。後のドストエフスキー文学のすべての萌芽がここにある。著者24歳のデビュー作 – 光文社古典新訳文庫
登場人物 人名対照表
本名 | 愛称 | |
---|---|---|
マカール・ジェーヴシキン | 主人公、役人 | |
ワルワーラ・ドブロショーロワ | ワーレンカ | 乙女 |
サーシャ | ワルワーラの従妹 | |
アンナ・フョードロヴナ | サーシャの保護者 | |
フェドーラ | ワーレンカの小間使い | |
エルモラーエフ | ジェーヴシキンの同僚 | |
ゴルシコーフ | ジェーヴシキンの隣人 | |
ポクロフスキー(子) | 大学生 | |
ポクロフスキー(父) | ||
ブイコフ |
ポクロフスキー(父)の友人 |
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ラタジャーエフ |
文筆家 |
|
エメリヤン・イリイッチ |
元役人 |
ロシア人の名前について
名前+親(〇〇の子の意味)+姓が基本形となり、姓については男性と女性で異なり、「○○u」が男性、「○○a」が女性と考えてよい(他には○○ンと○○iナ(トルストイのアンナ・カレーニナなど)、○○スキーと○○スカヤなど)。ドミートリイ・フョードロウィチ・カラマーゾフであれば、ドミートリィ・フョードルの子・カラマーゾフ(男性)となります(父の名はフョードル・パーヴロウィチ・カラマーゾフ)。また、ドミートリィ・フョードロウィチという呼び方は「ドミートリィさん」という敬称の雰囲気になります。
各翻訳書
私は新潮文庫、木村浩訳を読みました。
青空文庫
ありません。
ロシア語による原文
ロシア語の原文になります。google翻訳などで読むこともできます。下記にリンクを掲載しておりますがロシア語のため文字化けして表示されていることがあります。