虐げられた人びと 登場人物人名対照表しおり ドストエフスキー 読書の手引き

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amazonで虐げられた人びと

原作タイトルは「Униженные и оскорбленные」

ロシア文学を読む上での障壁となる、人物名を対照表として一覧表示します。しおりとしてご利用いただけます。

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虐げられた人びとの概要

  • 「虐げられた人びと」はフョードル・ドストエフスキーの長編小説で、シベリア流刑後に発表された。
  • 物語は二つの悲話が並行して進み、共通点として娘が愛する男のために家族を裏切り破滅するという点がある。
  • タイトルにある「虐げられた」人びとは、ブルジョア階級及び小地主であり、それに対して「虐げる」人は大地主の貴族である。
  • ロシアの封建的社会から市民社会への過渡期を反映している。
  • 主要な人物であるワルコフスキー公爵は、後のドストエフスキーの小説に登場する悪魔的人物の萌芽となっている。
  • 少女ネリーは、強靭な意志と高潔な心を持ったキャラクターとして描かれている。

民主主義的理想を掲げたえず軽薄な言動をとっては弁明し、結果として残酷な事態を招来しながら、誰にも憎まれない青年アリョーシャと、傷つきやすい清純な娘ナターシャの悲恋を中心に、農奴解放を迎え本格的なブルジョア社会へ移行しようとしていたロシアの混乱の時代における虐げられた人びとの姿を描く。人道主義を基調とし、文豪の限りなく優しい心情を吐露した抒情溢れる傑作。- 新潮文庫

登場人物 人名対照表

本名 愛称  
イワン・ペトローヴィチ ワーニャ 語り手である作家
ニコライ・セルゲーイッチ・イフメーネフ   農場経営者
アンナ・アンドレーエヴナ・イフメーネワ   ニコライの妻
ナターリア・ニコラーエヴナ・イフメーネワ ナターシャ イフメーネフ夫婦の娘
ピョートル・アレクサンドロヴィチ・ワルコフスキー   公爵
アレクセイ・ペトローヴィチ アリョーシャ ワルコフスキー公爵の息子
エレミア・スミス   エレーナの祖父
ザリツマン   エレミアの娘
エレノア ネリー エレミアの孫、エレーナ
アンナ・トリフォノヴナ   ネリーを引き取った婦人
ジナイーダ・ヒョードロヴナ   伯爵夫人
カチョリーナ・ヒョードロヴナ・フィリモーノワ カーチャ ジナイーダ伯爵夫人の娘
フィリップ・フィリップイッチ・マスボーエフ   ワーニャの友人
アレクサンドラ・セミョーノヴナ   マスボーエフの同棲相手

ロシア人の名前について

名前+親(〇〇の子の意味)+姓が基本形となり、姓については男性と女性で異なり、「○○u」が男性、「○○a」が女性と考えてよい(他には○○ンと○○iナ(トルストイのアンナ・カレーニナなど)、○○スキーと○○スカヤなど)。ドミートリイ・フョードロウィチ・カラマーゾフであれば、ドミートリィ・フョードルの子・カラマーゾフ(男性)となります(父の名はフョードル・パーヴロウィチ・カラマーゾフ)。また、ドミートリィ・フョードロウィチという呼び方は「ドミートリィさん」という敬称の雰囲気になります。

各翻訳書

青空文庫

ありません。

ロシア語による原文

ロシア語の原文になります。google翻訳などで読むこともできます。下記にリンクを掲載しておりますがロシア語のため文字化けして表示されていることがあります。

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