アンナ・カレーニナ登場人物しおりトルストイ読書の手引き

ドストエフスキーは「芸術上完璧な作品」とよび、近代小説の最高傑作の一つとして今も高い評価を受ける。

アンナ・カレーニナの概要
登場人物人名対照表
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各翻訳書
青空文庫
ロシア語による原文

アンナ・カレーニナの概要

『アンナ・カレーニナ』は、レフ・トルストイの長編小説で、1875年から雑誌に連載され、1877年に単行本が出版された。
不倫に走った主人公アンナの悲劇的な結末を描き、彼女が辿った道と対比的なリョーヴィンの人生を通じて、人生の意味が示されている。
リアリズムの手法を用いた鋭敏な描写と深い心理描写で知られ、ドストエフスキーやトーマス・マンらからも高く評価された。

モスクワ駅へ母を迎えに行った青年士官ヴロンスキーは、母と同じ車室に乗り合せていたアンナ・カレーニナの美貌に心を奪われる。アンナも又、俗物官僚の典型である夫カレーニンとの愛のない日々の倦怠から、ヴロンスキーの若々しい情熱に強く惹かれ、二人は激しい恋におちてゆく。文豪トルストイが、そのモラル、宗教、哲学のすべてを注ぎ込んで完成した不朽の名作。 – 新潮文庫

この作品のヒロインはアンナである．しかし作者が描いたのはアンナの悲劇だけではない．彼女の夫カレーニン，彼らと対照的なレーヴイン夫婦，そしてオブロンスキイ夫婦を，さまざまな事件を配しながら微細に描写する．読み進むうちに読者は，愛とは，結婚とは，生活とは，といった問いを，自らに発していることに気づくのである． – 岩波文庫

登場人物人名対照表

名	関係
アンナ・カレーニナ
アレクセイ・カレーニン	アンナの夫
セリョージャ	アンナとアレクセイの子
ステパン・オブロンスキィ	アンナの兄
ダリヤ・オボロンスカヤ	ドリー、オブロンスキィの妻
カテリーナ・シチェルバツカヤ	キティ、シチェルバツカヤ公爵の娘
シチェルバツキー	ドリーとキティの親
ヴロンスキィ	伯爵将校
リディア・イワーノヴナ	カレーニンの友人
コンスタンティン・リョーヴィン	地方地主
ニコライ・リョーヴィン	コンスタンティンの兄
セルゲイ・コズヌイシェフ	リョーヴィンの異父兄