日本の古典 さくら和歌集 百人一首、古今、拾遺、金葉、詞花、新古今など勅撰八代集から303首! さくらの歌 権中納言ごんちゅうなごん匡房まさふさ 高砂たかさごの 尾おの上えの桜さくら 咲さきにけり 外山とやまの霞かすみ 立たたずもあらなむん 桜を詠った和歌の数々です。古今以降において「花」といえば桜を指すとされていますが、ここでは、「桜」という語を使って詠っている歌を紹介します。 春歌を中心に、雑歌、離別などにお... 2024.04.07 日本の古典
日本の古典 枕詞 「はるがすみ/春霞」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、新古今和歌集などから72首! 「はるがすみ」の歌 「はるがすみ(はるかすみ)」は春日、立つ、おぼ、よそに、井の上などにかかる枕詞。 「春霞」と書く。音から「春日」、霞が立つから「立つ」。 霞でみえないから「よそに」などから枕詞となる。 「はるがすみ」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 18 21 6 10 4... 2024.03.09 日本の古典
日本の古典 皇嘉門院別当 百人一首の意味と解説「難波江の あしのかりねの 一夜ゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき」 小倉百人一首、88番札についての説明ページです。読み札(絵札)は「フリガナ付き」、取り札は「ひらがな書き」の共に縦書き。縦横比率も実物そっくりの札で百人一首を紹介します。品詞分解も大きな字と縦書きで読みやすく。 百人一首 88番 「難波江の あしのかりねの 一夜ゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき」 仮寝一夜に身を尽く... 2024.03.06 日本の古典
日本の古典 権中納言定頼(藤原定頼) 百人一首の意味と解説「朝ぼらけ 宇治の川霧 絶えだえに あらはれ渡る 瀬々の網代木」 小倉百人一首、64番札についての説明ページです。読み札(絵札)は「フリガナ付き」、取り札は「ひらがな書き」の共に縦書き。縦横比率も実物そっくりの札で百人一首を紹介します。品詞分解も大きな字と縦書きで読みやすく。 百人一首 64番 「朝ぼらけ 宇治の川霧 絶えだえに あらはれ渡る 瀬々の網代木」 宇治の網代木、朝ぼらけ。... 2024.03.01 日本の古典
日本の古典 藤原実定/後徳大寺左大臣 百人一首の意味と解説「ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる」 小倉百人一首、93番札についての説明ページです。読み札(絵札)は「フリガナ付き」、取り札は「ひらがな書き」の共に縦書き。縦横比率も実物そっくりの札で百人一首を紹介します。品詞分解も大きな字と縦書きで読みやすく。 百人一首 81番 「ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる」 ほととぎすと静寂。 作者 ... 2024.02.29 日本の古典
日本の古典 源俊頼朝臣 百人一首の意味と解説「うかりける 人を初瀬の 山おろし はげしかれとは 祈らぬものを」 小倉百人一首、74番札についての説明ページです。読み札(絵札)は「フリガナ付き」、取り札は「ひらがな書き」の共に縦書き。縦横比率も実物そっくりの札で百人一首を紹介します。品詞分解も大きな字と縦書きで読みやすく。 百人一首 74番 「うかりける 人を初瀬の 山おろし はげしかれとは 祈らぬものを」 作者 源俊頼朝臣につい... 2024.02.29 日本の古典
日本の古典 俊恵法師 百人一首の意味と解説「夜もすがら もの思ふ頃は 明けやらで ねやのひまさへ つれなかりけり」 小倉百人一首、85番札についての説明ページです。読み札(絵札)は「フリガナ付き」、取り札は「ひらがな書き」の共に縦書き。縦横比率も実物そっくりの札で百人一首を紹介します。品詞分解も大きな字と縦書きで読みやすく。 百人一首 85番 「夜もすがら もの思ふ頃は 明けやらで ねやのひまさへ つれなかりけり」 隙間さえも。 作... 2024.02.22 日本の古典
日本の古典 道因法師 百人一首の意味と解説「思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり」 小倉百人一首、82番札についての説明ページです。読み札(絵札)は「フリガナ付き」、取り札は「ひらがな書き」の共に縦書き。縦横比率も実物そっくりの札で百人一首を紹介します。品詞分解も大きな字と縦書きで読みやすく。 百人一首 82番 「思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり」 涙流れても。 作者 道因... 2024.02.22 日本の古典
日本の古典 皇太后宮大夫俊成 百人一首の意味と解説「世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる」 小倉百人一首、83番札についての説明ページです。読み札(絵札)は「フリガナ付き」、取り札は「ひらがな書き」の共に縦書き。縦横比率も実物そっくりの札で百人一首を紹介します。品詞分解も大きな字と縦書きで読みやすく。 百人一首 83番 「世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる」 作者 皇太后宮大夫俊成につ... 2024.02.16 日本の古典
日本の古典 待賢門院堀河 百人一首の意味と解説「ながからむ 心も知らず 黒髪の みだれて今朝は ものをこそ思へ」 小倉百人一首、80番札についての説明ページです。読み札(絵札)は「フリガナ付き」、取り札は「ひらがな書き」の共に縦書き。縦横比率も実物そっくりの札で百人一首を紹介します。品詞分解も大きな字と縦書きで読みやすく。 百人一首 80番 「ながからむ 心も知らず 黒髪の みだれて今朝は ものをこそ思へ」 作者 待賢門院堀河につ... 2024.02.16 日本の古典
日本の古典 周防内侍 百人一首の意味と解説「春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ」 小倉百人一首、38番札についての説明ページです。読み札(絵札)は「フリガナ付き」、取り札は「ひらがな書き」の共に縦書き。縦横比率も実物そっくりの札で百人一首を紹介します。品詞分解も大きな字と縦書きで読みやすく。 百人一首 67番 「春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ」 作者 周防内侍について... 2024.02.15 日本の古典
日本の古典 枕詞の紹介 万葉集、古今から新古今までの勅撰八代集での詠まれかた 枕詞の紹介 枕詞としての使用のほか、そのままの意味として詠われた歌も紹介しています。 あ行 あかねさすあきつしまあさつゆのあしびきのあづさゆみあまざかるあまとぶやあらたまのあをによし いさなとりいそのかみいはばしる うつせみのうまさけ おきつものおほともの か行 からころも くさまくらくれたけの さ行 さざなみのしきし... 2023.11.06 日本の古典
日本の古典 枕詞 「ゆふづくよ/夕月夜」の和歌集 万葉集、古今、後撰、金葉、千載、新古今から17首! 「ゆふづくよ」の歌 「ゆふづくよ(ゆふつくよ)」は暁闇(あかときやみ)、小倉、入る(いる)などにかかる枕詞。 「ゆふづきよ」とも詠まれる。 「夕月夜」と書かれる。夕方の月のこと。 「ゆふづくよ」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 8 3 1 0 0 1 0 3 1 0.2 0.3... 2023.06.26 日本の古典
日本の古典 枕詞 「わかくさの/若草の」の和歌集 万葉集、古今、拾遺、千載、新古今から18首! 「わかくさの」の歌 「わかくさの」は夫、妻、新(にひ)、若などにかかる枕詞。 「若草の」と書く。 若草の瑞々しさから、夫、妻などにかかる。 「わかくさの」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 14 1 0 1 0 0 0 1 1 0.3 0.1 0 0.1 0 0 0 0.1 0.... 2023.06.26 日本の古典
日本の古典 枕詞 「みづとりの/水鳥の」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、金葉、千載、新古今から16首! 「みづとりの」の歌 「みづとりの(みつとりの)」は浮き、立つ、鴨、賀茂(かも)、青葉にかかる枕詞。 「水鳥の」と書く。賀茂は鴨から。鴨の羽の色から青葉に。 賀茂は「ちはやぶる」が枕詞となることもある。 「立つ」は飛び立つことから。 「みづとりの」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古... 2023.06.25 日本の古典
日本の古典 枕詞 「ふゆごもり/冬籠り」の和歌集 万葉集、金葉、千載、新古今和歌集から14首! 「ふゆごもり」の歌 「ふゆごもり(ふゆこもり)」は春、張るにかかる枕詞。 「冬籠り」と書く。冬ごもりのあと、春が来る。 八代集では歌枕としては使用されていない。歌枕としては万葉のみ。 「ふゆごもり」の歌集ごとの数と割合 万葉 古今 後撰 拾遺 後拾 金葉 詞花 千載 新古 9 2 0 0 0 1 0 1 1 0.2 0... 2023.06.25 日本の古典