千載和歌集

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古文

枕詞 「いそのかみ」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、後拾遺、詞花、新古今から33首!

「いそのかみ」の歌簡単な説明 「いそのかみ」は布留、古る、降るにかかる枕詞。「石上」と書く。 石上は奈良(大和)にある地名で、布留も奈良にある地名。 奈良に由来するが万葉集に限らない。解説「いそのかみ」(石上)は、「古る」「振る」「布留」などにかかる枕詞です。「石上」は奈良県にある石上神宮やその周辺の地名を指し、古代か...
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枕詞 「たまもかる/玉藻刈る」の和歌集 万葉集と後撰、拾遺、後拾遺、千載、新古今から20首!

「たまもかる」の歌簡単な説明 「たまもかる」は沖、敏馬(みぬめ)、辛荷(からに)などにかかる枕詞。 「玉藻刈る」と書く。玉藻は美しい藻のこと。敏馬(みぬめ)は神戸市灘区岩屋あたりの地名。 玉藻のようにという意味で「玉藻なす」でうかぶ、寄るなどにかかる枕詞もある。解説「たまもかる」(玉藻刈る)は、「沖」「草」「島」などに...
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枕詞 「みづとりの/水鳥の」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、金葉、千載、新古今から16首!

「みづとりの」の歌簡単な説明 「みづとりの(みつとりの)」は浮き、立つ、鴨、賀茂(かも)、青葉にかかる枕詞。 「水鳥の」と書く。賀茂は鴨から。鴨の羽の色から青葉に。 賀茂は「ちはやぶる」が枕詞となることもある。 「立つ」は飛び立つことから。解説「みづとりの」(水鳥の)は、「浮く」「羽」「泣く」などにかかる枕詞です。「水...
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枕詞 「ちはやぶる」和歌集 百人一首、万葉集、古今、後撰、拾遺、新古今などから54首!

ちはやぶるの歌在原業平ありわらのなりひらちはやぶる神代かみよもきかず竜田川たつたがわ唐紅からくれないに水みずくくるとは簡単な説明 「ちはやぶる」は神の枕詞です。「千早振る」と書きます。「ち」は神の力。「はや」はその力が強大であることを意味しているとされます。 「神」のほかに、「賀茂」、「宇治」、「神無月」、「あさまのた...
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枕詞 「あかねさす」和歌集 万葉集、金葉、詞花、新古今から15首!

あかねさすの歌簡単な説明 「あかねさす」は日、昼、照、紫、君の枕詞です。「茜さす」とも書きます。 あかね色に美しく輝くという意から用いられる。 「あかねさす」としては古今から後拾遺、千載では採用されていない。「あかね」としても拾遺2、新古今1の使用のみ。解説「あかねさす」(茜さす)は、「日」「昼」「紫」などにかかる枕詞...
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枕詞 「いはばしる(いははしる)」の和歌集 万葉集、古今、千載、新古今から11首!

「いはばしる」の歌簡単な説明 「いはばしる」は近江、垂水(たるみ)、滝、にかかる枕詞。 「石走る」、又は、「岩走る」と書く。 枕詞として用いないときは、「水がいわの上を激しく流れる」ことを意味し、千載と新古今ではそのように用いられている。解説「いはばしる」(いははしる)は、「垂水(たるみ)」「滝」「近江」などにかかる枕...
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枕詞 「ゆふづくよ/夕月夜」の和歌集 万葉集、古今、後撰、金葉、千載、新古今から17首!

「ゆふづくよ」の歌簡単な説明 「ゆふづくよ(ゆふつくよ)」は暁闇(あかときやみ)、小倉、入る(いる)などにかかる枕詞。 「ゆふづきよ」とも詠まれる。 「夕月夜」と書かれる。夕方の月のこと。解説「ゆふづくよ(夕月夜)」は、「夕方の月が出ている夜」を意味します。この枕詞は、夕月夜の静けさや幻想的な雰囲気を表現するために用い...
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枕詞 「わかくさの/若草の」の和歌集 万葉集、古今、拾遺、千載、新古今から18首!

「わかくさの」の歌簡単な説明 「わかくさの」は夫、妻、新(にひ)、若などにかかる枕詞。 「若草の」と書く。 若草の瑞々しさから、夫、妻などにかかる。解説「わかくさの」は「若草」に由来し、主に「妻」や「新婚」などの言葉にかかる枕詞として使われます。「若草」とは、春に新たに芽吹く草のことで、生命の息吹や成長、若々しいエネル...
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枕詞 「ふゆごもり/冬籠り」の和歌集 万葉集、金葉、千載、新古今和歌集から14首!

「ふゆごもり」の歌簡単な説明 「ふゆごもり(ふゆこもり)」は春、張るにかかる枕詞。 「冬籠り」と書く。冬ごもりのあと、春が来る。 八代集では歌枕としては使用されていない。歌枕としては万葉のみ。解説「ふゆごもり/冬籠り」は、文字通り「冬ごもり」からきており、冬の間に生き物や植物が寒さを避けて活動を休止し、身を隠している状...
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枕詞 「ひさかたの/久方の」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、新古今和歌集などから88首!

「ひさかたの」の歌簡単な説明 「ひさかたの」は天(あめ、あま)、雨、月、雲、空、光などにかかる枕詞。 「久方の」と書く。天に関係のある語にかかる。日射す方、など諸説ある。 和歌を詠んで、「久方の」から感じる各々の感覚が答えです。解説「ひさかたの/久方の」は、古典文学において「天」「空」「光」などの言葉にかかる枕詞です。...
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さくら和歌集 百人一首、古今、拾遺、金葉、詞花、新古今など勅撰八代集から303首!

さくらの歌権中納言ごんちゅうなごん匡房まさふさ高砂たかさごの尾おの上えの桜さくら咲さきにけり外山とやまの霞かすみ立たたずもあらなむん桜を詠った和歌の数々です。古今以降において「花」といえば桜を指すとされていますが、ここでは、「桜」という語を使って詠っている歌を紹介します。春歌を中心に、雑歌、離別などにおいて多く詠われま...
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枕詞 「はるがすみ/春霞」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、新古今和歌集などから72首!

「はるがすみ」の歌「はるがすみ(はるかすみ)」は春日、立つ、おぼ、よそに、井の上などにかかる枕詞。「春霞」と書く。音から「春日」、霞が立つから「立つ」。霞でみえないから「よそに」などから枕詞となる。「はるがすみ」の歌集ごとの数と割合万葉古今後撰拾遺後拾金葉詞花千載新古1821610451250.41.90.40.70....
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皇嘉門院別当 百人一首の意味と解説「難波江の あしのかりねの 一夜ゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき」

小倉百人一首、88番札についての説明ページです。読み札(絵札)は「フリガナ付き」、取り札は「ひらがな書き」の共に縦書き。縦横比率も実物そっくりの札で百人一首を紹介します。品詞分解も大きな字と縦書きで読みやすく。百人一首 88番 「難波江の あしのかりねの 一夜ゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき」仮寝一夜に身を尽くし。...
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権中納言定頼(藤原定頼) 百人一首の意味と解説「朝ぼらけ 宇治の川霧 絶えだえに あらはれ渡る 瀬々の網代木」

小倉百人一首、64番札についての説明ページです。読み札(絵札)は「フリガナ付き」、取り札は「ひらがな書き」の共に縦書き。縦横比率も実物そっくりの札で百人一首を紹介します。品詞分解も大きな字と縦書きで読みやすく。百人一首 64番 「朝ぼらけ 宇治の川霧 絶えだえに あらはれ渡る 瀬々の網代木」宇治の網代木、朝ぼらけ。作者...
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藤原実定/後徳大寺左大臣 百人一首の意味と解説「ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる」

小倉百人一首、93番札についての説明ページです。読み札(絵札)は「フリガナ付き」、取り札は「ひらがな書き」の共に縦書き。縦横比率も実物そっくりの札で百人一首を紹介します。品詞分解も大きな字と縦書きで読みやすく。百人一首 81番 「ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる」ほととぎすと静寂。作者 後徳大...
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源俊頼朝臣 百人一首の意味と解説「うかりける 人を初瀬の 山おろし はげしかれとは 祈らぬものを」

小倉百人一首、74番札についての説明ページです。読み札(絵札)は「フリガナ付き」、取り札は「ひらがな書き」の共に縦書き。縦横比率も実物そっくりの札で百人一首を紹介します。品詞分解も大きな字と縦書きで読みやすく。百人一首 74番 「うかりける 人を初瀬の 山おろし はげしかれとは 祈らぬものを」作者 源俊頼朝臣について ...