FP2級、FP3級対策の外貨建て商品のまとめです。ここに書かれている事項を理解・暗記し、厳選過去問予想問題を繰り返し解くだけで十分です。特にマーカーが引いてある箇所は必ず暗記してください。TTSとTTBはしっかり覚えれば得点源になります。ゴロ合わせで覚えてしまってください。
外貨建て商品
- 為替レート
- TTS(円→外貨) ⇔ TTB(外貨→円)、TTM(基準為替相場)
-
出ていくSと、B円買う で覚えるとよいかもしれません。Sは円が出てゆき、Bは円を買う。つまり、円をドルに替えるときはTTSを用いて、ドルを円に帰るときにTTBを用いる。
- 外貨預金
- 利息は利子所得、差益は雑所得
- 外国株式
- 売却益は譲渡所得、配当金は配当所得
- 外国債券
- 外貨建て外債(国内発行はショーグン債)、円建て外債(国内発行はサムライ債)
- 二重通貨建て債券 払込利払同一通貨→ デュアルカレンシー債
- ⇔払込償還同一(リバースデュアルカレンシー債)
厳選過去問&予想問題
以下は関連する正誤問題です。問題文をタップ(クリック)すると解答解説が表示されます。
外貨預金に預け入れるために、預金者が円貨を外貨に換える場合に適用される為替レートは、預入金融機関が提示するTTSである。
(正)設問の通り正しい。外貨を円に換える場合はTTBを用いる。[TTSとTTB]
下記の〈為替レート〉によって、円をユーロに換えて、ユーロ建て外貨預金に1万ユーロ預け入れる場合、預入時に必要な円貨の額は「124万3,400円」である。
(正)設問の通り正しい。円を外貨に変える時にはTTSを用い、外貨を円に換える場合はTTBを用いる。逆であった場合、無限にお金が増えてしまう(121円で1ユーロを買い、124円で1ユーロを売る)。[TTSとTTB]
TTS |
TTM |
TTB |
124.34円 |
122.84円 |
121.34円 |
米ドル建て外貨預金10,000ドルを円貨に交換する場合、為替レートがTTS=121円、TTM=120円、TTB=119円のとき、その円貨の額は「1,190,000円」である。
(正)設問の通り正しい。円にする場合はTTBを用い、ドルにする場合はTTSを用いる。逆では無限にお金が増えてしまう。[TTSとTTB]
外貨建て金融商品の取引にかかる為替手数料は、外国通貨の種類ごとに決められ、取扱金融機関による差異はない。
(誤)外国通貨の種類ごとに限らず、利用する金融機関や、金額等によって異なる。[外貨建て金融商品]
円貨を用いて外貨建てMMFを購入する際には、購入時手数料および為替手数料を負担する必要がある。
(誤)為替手数料を負担する必要はあるが、購入時手数料を負担する必要はない。[外貨建てMMFの手数料]
外貨建てMMFは、毎月決算が行われ、毎年末に分配金がまとめて再投資される。
(誤)分配金はMMFと変わらず、毎月末に再投資される。[外貨建てMMF]
外貨建てMMFは、高い信用格付けが付された短期債券等を主な投資対象とした米ドル建ての公社債投資信託であり、ユーロ建てや豪ドル建てのものはない。
(誤)米ドル建てにかぎらず、ユーロ、豪ドル建て等の外貨建てMMFもある。[外貨建てMMF]
為替先物予約を付さない外貨定期預金において、満期時の為替レートが預入時の為替レートに比べて円高になれば、円換算の投資利回りは向上する。
(誤)外貨預金において、円高となった場合、利回りは低下する。[外貨定期預金]
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