FP 福利計算と貯蓄型金融商品 厳選過去問とまとめ ファイナンシャルプランナー2級と3級

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FP2級、FP3級対策の福利計算と貯蓄型金融商品についてのまとめです。ここに書かれている事項を理解・暗記し、厳選過去問予想問題を繰り返し解くだけで十分です。特にマーカーが引いてある箇所は必ず暗記してください。ここで問われることは複利計算です。定期の種類を覚える前に、複利計算を完璧にできるようにしてください。計算式をゴロ合わせして覚えるのではなく、数式を目に焼き付けるように覚えたほうが暗記しやすいです。元カケ1利の乗年、福利でもよいですが・・・。
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計算と貯蓄型金融商品

単利
預け入れた当初の元本についてのみ利息がつく 元利合計=元本×(1+年利率×預入期間)
福利
一定期間ごとに支払われる利息も元本に含め、新しい元本として計算
1年福利(利息が1年に1度) 元利合計=元本×(1+年利率)年数
元カケ1利の乗年、福利という覚え方も。100万円を0.01%で4年なら 100×(1.01)×(1.01)×(1.01)×(1.01)
利回り
1年辺りの収益 利回り=(収益合計÷預入年数)÷当初の元本×100
総合口座
普通預金と定期性預金や公共債(国際等)が1つにまとめられた口座
定期性預金
スーパー定期 固定金利、中途換金には中途解約利率が適用 1円以上
大口定期預金 固定金利、単利型のみ、中途解約率適用 1000万円以上
期日指定定期預金 固定金利、1年福利、1年据え置けば、1ヶ月移譲前に指定で解約可
動金利定期預金 半年ごと見直し、中途解約利率適用、3年以上で半年福利と選択可 1円
流動性預金
定額貯金 1000円以上、6ヶ月以降自由満期、最長10年、固定金利、半年複利
定期貯金 1000円以上、固定金利、3年以上で半年複利、中途解約利率適用
信託銀行の金融商品
ヒット 10万円以上1万年単位、変動金利、1ヶ月以上据え置けば換金可能

計算についてのまとめ

単利

元本についてのみ、利息が付く

元利合計=元本×(1+年利率×預入期間

福利 元本についた利息も元本に組み込まれ、利息が付く
1年福利(利息が年に1回)
元利合計=元本×(1+年利率年数
半年複利(利息が半年に1回)
元利合計=元本×(1+年利率 2年数×2

厳選過去問&予想問題

以下は関連する正誤問題です。問題文をタップ(クリック)すると解答解説が表示されます。

3カ月満期、利率(年率)2%の定期預金に10,000,000円を預け入れた場合、3カ月を0.25年として計算すると、満期時の元利合計額は「10,050,000円」となる。なお、税金や手数料等を考慮しないものとする。
(正)設問の通り正しい。複利計算に関する出題。1年とした場合の計算式は10,000,000円×(1+0.02)1(年)=10,200,000円となり、年間で20万円が利息となる。本問は0.25年であるから、4分の1の5万が利息となる。よって元利合計額は10,050,000円となり、正しい。まず1年として計算する。[複利計算]
元金5,000,000円を、年利2%(1年複利)で3年間運用した場合の元利合計金額は、税金や手数料等を考慮しない場合、「5,306,040円」である。
(正)設問の通り正しい。 計算式は5,000,000×(1+0.02)3=5,306,040円となる。[複利計算]
元金2,000,000円を年率2%(1年複利)で3年間運用した場合の元利合計金額は、税金や手数料等を考慮しない場合、「2,122,416円」である。
(正)設問の通り正しい。計算式は、2,000,000×(1+0.02)3となる。[複利計算]
1,000,000円を年利1%(1年複利)で2年間運用した場合の元利合計金額は、税金や手数料等を考慮しない場合、「1,020,100円」である。
(正)設問の通り正しい。計算式は1,000,000×(1+0.01)2となる。[複利計算]
(税に関する関連問題)個人が年0.01%、預入期間1年の大口定期預金に1億円を預け入れた場合、所得税、復興特別所得税および住民税の源泉(特別)徴収後の手取りの利息は、8,000円である。
(誤)1億円に対する利子は年0.01%では10,000円となる。源泉徴収される税率は所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%であり、税率は20.315%となるから8,000円とはならない。[利子所得の課税]

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