FP2級、FP3級対策の不動産の運用についてのまとめです。ここに書かれている事項を理解・暗記し、厳選過去問予想問題を繰り返し解くだけで十分です。特にマーカーが引いてある箇所は必ず暗記してください。純利回りは高頻度で出題されます。過去問を見て計算法を覚えておいてください。
不動産の運用
- 活用方法
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- 自己建設方式、事業受託方式(デベロッパーに任せる)、土地信託方式(信託銀行に任せる)
- 等価交換方式(土地を譲渡し、その分だけ建物を受け取る)、建設協力金方式(テナントに建設費)
- 投資判断手法
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- 投資利回り
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- 総投下資本総収益利回り 総投下資本あたりの年間収入合計、正確性に欠ける
- 総投下資本純収益利回り 総投下資本あたりの(年間収入合計-諸経費)
- キャッシュオンキャッシュ 自己資本あたりの現金手取り額
- DCF法
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- 正味現在価値法、内部収益率法(いずれも大きいほどよい)
- 純利回り(NOI利回り)
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- (年間収入合計 – 諸経費)総投下資本×100
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- 出題される問題文通りに書くと、以下のようになる
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- 年間収入の合計額 – 年間費用の合計額投資総額×1
厳選過去問&予想問題
以下は関連する正誤問題です。問題文をタップ(クリック)すると解答解説が表示されます。
土地の有効活用方式のうち、一般に、土地所有者が土地の全部または一部を拠出し、デベロッパーが建設費等を拠出して、それぞれの出資比率に応じて土地・建物に係る権利を取得する方式を「等価交換方式」という。
(正)設問の通り正しい。他に信託銀行に土地を信託する土地信託方式、入居予定者から建設費を協力金として預かり建設する建設協力金方式等がある。[等価交換方式]
投資総額8,000万円の賃貸用不動産の年間収入の合計額が500万円、年間費用の合計額が300万円であった場合、この投資の純利回り(NOI利回り)は、「2.50%」である。
(正)設問の通り正しい。純利回り=不動産の純収益/総投資額=2.5%となる。[純利回り]
投資総額5,000万円の賃貸用不動産の年間収入の合計額が600万円、年間費用の合計額が400万円である場合、この投資の純利回り(NOI利回り)は、「4%」である。
(正)設問の通り正しい。純利回り=(純収益600万-400万/5,000万)=4%となり、正しい。[純利回り]
投資総額8,000万円の賃貸用不動産の年間収入の合計額が900万円、年間費用の合計額が500万円であった場合、この投資の純利回り(NOI利回り)は、「5.00%」である。
(正)純利回り=(純利益900万円-経費500万円)/8,000万円=5.00%となり、正しい。[純利回り]
投資総額6,000万円の賃貸用不動産の年間収入の合計額が600万円、年間費用の合計額が150万円であった場合、この投資の純利回り(NOI利回り)は、「7.5%」である。
(正)設問の通り正しい。純利回り=(純収益600万円-諸経費150万円)/投資総額6,000万円=7.5%となり、正しい。[純利回り]
投資総額1億円の賃貸用不動産の年間収入の合計額が1,000万円、年間費用の合計額が300万円である場合、この投資の純利回り(NOI利回り)は、「10%」である。
(誤)純利回り=(純利益1,000万円-経費300万円)/1億円=7%となる。[純利回り]
投資総額5,000万円の賃貸用不動産の年間収入の合計額が600万円、年間費用の合計額が200万円である場合、この投資の純利回り(NOI利回り)は、「8%」である。
(正)設問の通り正しい。純利回り=(収入600万円-諸経費200万円)/5,000万円=8%となる。[純利回り]
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