モバイルフレンドリーなサイトの作り方 | 初めてのSEO | 完全SEOガイド はじめてから上級まで

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モバイルフレンドリーなサイトの作り方

近年、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスからのインターネット利用が急増しています。これに伴い、Googleをはじめとする検索エンジンでは、モバイルフレンドリーなサイトを高く評価し、検索結果での順位に影響を与えています。モバイルフレンドリーなサイトとは、スマートフォンやタブレットの画面でも快適に閲覧できるように設計されたサイトを指します。この記事では、初心者向けにモバイルフレンドリーなサイトの作り方について解説します。

ネットユーザーのほとんどはモバイルです。当サイトでもプログラミング関連を除くと8割以上がモバイルです。パソコンで閲覧する人は思っている以上に少ないのです。そこで、CSSによって表示を切り替える手法を取ります。

企業サイトでも未だにモバイルに対応していないサイトがあります。そういったサイトは非常に見にくく、いわゆる「直帰」になります。そうなりますと検索順位は低下の一途です。モバイルフレンドリーなサイトへの移行を強く推奨します。

モバイルフレンドリーとは?

モバイルフレンドリーとは、モバイルデバイス(スマートフォンやタブレット)で閲覧した際に、快適に操作できるWebサイトのことを指します。具体的には、画面サイズに応じてレイアウトが適切に変わり、文字が読みやすく、リンクやボタンがタップしやすい設計がされていることが求められます。

モバイルフレンドリーなサイトは、SEOにおいても非常に重要です。Googleは「モバイルファーストインデックス」を導入しており、モバイル版のページを検索結果に反映するため、モバイルでの最適化がランキングに影響を与えるようになっています。

レスポンシブデザインとは?

レスポンシブデザインは、デバイスの画面サイズに応じてWebページのレイアウトを動的に変える設計手法です。これにより、同じHTMLコードでデスクトップ、スマートフォン、タブレットなどの異なるデバイスでも最適な表示が可能になります。レスポンシブデザインを採用することで、モバイルフレンドリーなサイトを効率的に構築することができます。

モバイルフレンドリーなサイトを作る

モバイルフレンドリーなサイトを作成するためには、いくつかの重要な要素を最適化する必要があります。ここでは、具体的な手順とポイントを紹介します。

レスポンシブデザインを採用する

レスポンシブデザインを使うことで、1つのWebページがあらゆるデバイスに適応するように設計できます。以下は、CSSでレスポンシブデザインを実装するための基本的なコード例です。

@media screen and (max-width: 768px) {
  body {
    font-size: 14px;
  }
  .container {
    width: 100%;
    padding: 10px;
  }
}

このコードでは、画面幅が768px以下の場合、フォントサイズやコンテナの幅を調整しています。こうしたメディアクエリを使用することで、画面サイズに応じたレイアウトの変更が可能です。

タップ操作を考慮したデザインにする

モバイルデバイスでは、ユーザーが指で操作するため、リンクやボタンのサイズや間隔に注意が必要です。リンクやボタンが小さすぎたり、間隔が狭すぎると、ユーザーが誤って別のリンクをタップしてしまう可能性があります。ボタンやリンクのサイズを十分に大きくし、タップしやすいデザインにしましょう。

  • ボタンやリンクは、少なくとも40px x 40px以上のサイズにすることが推奨されます。
  • クリック可能な要素同士の間隔を適度に空けて、誤タップを防ぎます。

画像やメディアの最適化を行う

モバイルデバイスでは、データ通信量やページの読み込み速度がユーザーエクスペリエンスに大きく影響します。そのため、画像やメディアの最適化が必要です。画像のサイズを圧縮し、適切なフォーマットを使用することで、ページの読み込み速度を改善し、モバイルフレンドリーな設計にすることができます。

  • 画像は、JPEGやWebPフォーマットで圧縮し、ファイルサイズを小さくする。
  • ページに表示される画像は、ユーザーの画面サイズに応じてサイズを変更する。

ページの読み込み速度を最適化する

モバイルデバイスでは、ページの読み込み速度が非常に重要です。ページの読み込みが遅いと、ユーザーはすぐに離脱してしまい、SEOにも悪影響を与えます。読み込み速度を向上させるための主な対策には、次のようなものがあります。

  • 画像やCSS、JavaScriptの圧縮:不要なデータを削除し、ファイルサイズを最適化することで、ページの読み込みを速くします。
  • キャッシュの活用:ブラウザキャッシュを利用して、再訪問時にページの読み込みを高速化します。
  • CDN(コンテンツ配信ネットワーク)の利用:コンテンツをユーザーの近くのサーバーから配信することで、読み込み速度を向上させます。

モバイルフレンドリーかどうかをテストする

Webサイトがモバイルフレンドリーであるかどうかを確認するためには、Googleが提供する「モバイルフレンドリーテスト」を使用することができます。URLを入力するだけで、そのページがモバイルデバイスに最適化されているかどうかを簡単に確認できます。

Google モバイルフレンドリーテスト

また、Google Search Consoleでもモバイルユーザビリティに関する問題を確認することができ、修正点を特定することができます。

モバイルフレンドリーなサイトにするメリット

モバイルフレンドリーなサイトにすることは、ユーザーエクスペリエンスの向上だけでなく、SEOにも良い影響を与えます。Googleは、モバイルファーストインデックスを採用しており、モバイルデバイス向けに最適化されたページが検索順位で優遇されます。

さらに、モバイルフレンドリーなサイトは、ページの離脱率が低くなり、ユーザーが長時間滞在しやすくなるため、コンバージョン率の向上にもつながります。

まとめ

モバイルフレンドリーなサイトを作成するためには、レスポンシブデザインの採用、タップ操作を考慮したデザイン、画像やページの読み込み速度の最適化が重要です。これらの対策を講じることで、ユーザーに快適なモバイル体験を提供し、検索エンジンからも高い評価を得られるようになります。

モバイルデバイスからのアクセスが増加している現代において、モバイルフレンドリーなサイト作りは欠かせない要素となっています。適切な設計と最適化を行うことで、SEOの効果を最大限に引き出すことが可能です。