千掲和歌集

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古文

枕詞 「あづさゆみ/梓弓」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、後拾遺、金葉、千載、新古今から52首!

「あづさゆみ」の歌簡単な説明 「あづさゆみ(あつさゆみ)」は引く、張る、射る、本、末、寄る、たつ、や、音などにかかる枕詞。「梓弓」と書く。 弓を射る時の音から音の枕詞となっていると考えられる。 「梓弓」そのものとして詠まれることもあり(万葉集前半など)、必ずしも枕詞としての用いられているわけではない。解説「あづさゆみ」...
古文

枕詞 「からころも」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、後拾遺、金葉、千載、新古今から69首!

「からころも」の歌簡単な説明 「からころも」は着る、裁つ、はる、袖、裾、紐などにかかる枕詞。「唐衣」、「韓衣」と書く。 唐衣とは袖が広く裾の長い唐風の服をいう。衣をつくるために布を裁つことから、枕詞となっている。解説「からころも」(唐衣)は、「着る」「袖」「裁つ」などにかかる枕詞です。「唐衣」は、中国から伝わった美しい...
古文

枕詞 「くさまくら」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、後拾遺、金葉、千載、新古今から77首!

「くさまくら」の歌簡単な説明 「くさまくら」は旅、度、結ふ、夕、結ぶ、露などにかかる枕詞。「草枕」と書く。 草で枕を結び作って、野宿することを草枕という。旅そのものを草枕ともいう。解説「くさまくら」は、主に「旅」や「仮の宿」にかかる枕詞で、旅先での一時的な宿泊や草むらに寝転ぶ様子を象徴します。「くさまくら」は、草を枕に...
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枕詞 「くれたけの」の和歌集 古今、後撰、拾遺、後拾遺、金葉、千載、新古今から16首!

「くれたけの」の歌簡単な説明 「くれたけの」は節(ふし)、夜、むなしにかかる枕詞。「呉竹の」と書く。 呉竹は竹の一種。竹の節から、「ふし」となり、伏見、うきふしにもかかる。 節と節の間を節(よ)ともいうことから、夜、世にもかかる。解説「くれたけの」(呉竹の)は、「世」「節」「夜」などにかかる枕詞です。「呉竹」は竹の一種...
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枕詞 「さざなみの/ささなみや」の和歌集 万葉集、拾遺、金葉、千載、新古今から39首!

「さざなみの/ささなみや」の歌簡単な説明 「さざなみの」、「さざなみや」は近江、大津、志賀、なみ、寄り、夜にかかる枕詞。「細波の」「楽浪の」と書く。 琵琶湖の南西部沿岸地方一帯は楽浪とよばれていたことから、関連して、近江などの枕詞となっている。解説「さざなみの」(ささなみや)は、「志賀」「近江」「寄る」などにかかる枕詞...
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枕詞 「あしびきの/あしひきの」の和歌集 万葉集、古今、後撰、拾遺、後拾遺、金葉、千載、新古今から194首!

「あしびきの/あしひきの」の歌簡単な説明 「あしびきの」は年山、峰、尾の上(をのへ)、岩、木などにかかる枕詞。「足引きの」と書くが、葦引き、あし曳などとと書くことも。 万葉集では「あしびきの」と読まれ、後に「あしひきの」と読まれるようになった。 枕詞としてよく詠まれ、数も多く、万葉112、八代82を数える。解説「あしび...