固定金利と変動金利は、住宅ローンや債券などでよく使われる金利の仕組みです。
固定金利は契約時の金利が変わらないため返済額が一定になり、変動金利は市場金利に応じて金利が見直されるため返済額が変化する可能性があります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、特徴を理解して選ぶことが大切です。

固定金利とは?
固定金利は、契約時に決めた金利が一定期間、または返済終了まで変わらない金利方式です。
住宅ローンや固定利付債券などで採用されており、返済額や受取利息があらかじめ決まるため、将来の計画を立てやすいという特徴があります。
変動金利とは?
変動金利は、市場金利の動きに合わせて定期的に金利が見直される方式です。
市場金利が下がれば支払う利息が減る可能性がありますが、反対に金利が上昇すると返済額が増えることもあります。
代表的な商品
| 金利方式 | 主な商品 | 特徴 |
|---|---|---|
| 固定金利 | 住宅ローン(フラット35)、固定利付国債・社債 | 金利が変わらず、返済額や利息が安定する。 |
| 変動金利 | 住宅ローン(変動金利型)、変動利付債 | 市場金利に応じて金利が変動する。 |
固定金利と変動金利の比較
| 項目 | 固定金利 | 変動金利 |
|---|---|---|
| 金利 | 契約期間中は変わらない。 | 一定期間ごとに見直される。 |
| 返済額 | 変わらないため計画を立てやすい。 | 金利の変動により増減する可能性がある。 |
| メリット | 金利上昇の影響を受けず、安心感がある。 | 低金利が続けば支払利息を抑えられる可能性がある。 |
| デメリット | 一般的に変動金利より当初の金利が高め。 | 金利上昇時は返済負担が増える可能性がある。 |
| 向いている人 | 返済額を一定にしたい人。 | 金利上昇リスクを受け入れられる人。 |
どちらを選ぶべき?
固定金利は、将来の返済額を確定させたい人や、長期間安心して返済したい人に向いています。
変動金利は、低金利の恩恵を受けたい人や、金利が大きく上昇しないと考える人に向いています。ただし、将来の返済額が増える可能性も考慮しておく必要があります。
金融資産運用との関係
金利の動向は、ローンだけでなく債券や預金などの運用商品にも影響します。
- 金利上昇局面
変動金利の借入は返済負担が増えやすくなります。一方、新たに購入する債券や預金では高い金利が期待できます。 - 金利低下局面
変動金利の借入は返済負担が軽くなりやすくなります。一方、新規の預金や債券の利回りは低下する傾向があります。
まとめ
固定金利は金利が変わらず、返済額や利息が安定するため、将来の見通しを立てやすいことが特徴です。一方、変動金利は市場金利に応じて見直されるため、低金利時には有利になる可能性がある反面、金利上昇時には返済負担が増えるリスクがあります。
どちらが適しているかは、今後の金利動向だけでなく、返済期間や家計の状況、リスク許容度などを踏まえて判断することが大切です。