不定詞の意味上の主語
不定詞の意味上の主語とは、「誰がその動作をするのか」を表すものです。
通常、不定詞の動作主は文脈から判断できますが、必要に応じて for + 人(代名詞の目的格) を使って明示することができます。
不定詞の意味上の主語についてイラストで解説

基本的な例文
- It is important for students to study English.
- 生徒が英語を勉強することは重要です。
この文では to study English が不定詞です。
そして、実際に勉強するのは students なので、for students が不定詞の意味上の主語になります。
意味上の主語とは何か
不定詞は動詞の意味を持っています。
そのため、「誰がその動作をするのか」という主語を考えることができます。
- I want to study English.
- 私は英語を勉強したいです。
この場合、勉強するのは「私」なので、意味上の主語は文の主語 I です。
このように、多くの場合は文脈から分かるため、特別な表現は必要ありません。
意味上の主語を明示する場合
不定詞の動作主をはっきり示したい場合は、for + 人 を使います。
- It is difficult for me to answer the question.
- 私がその質問に答えるのは難しいです。
答えるのは me なので、for me が意味上の主語です。
for + 人 + to不定詞
意味上の主語を表す最も基本的な形です。
- It is easy for children to learn languages.
- 子どもが言語を学ぶことは簡単です。
- It is important for everyone to exercise.
- 誰もが運動することは大切です。

「誰が〜するのか」を明確に表しています。
for の後は目的格を使う
for の後ろには主格ではなく目的格を置きます。
| 主格 | 目的格 |
|---|---|
| I | me |
| he | him |
| she | her |
| we | us |
| they | them |
- It is important for him to study.
- 彼が勉強することは重要です。
for he ではなく、for him を使います。
意味上の主語が文の主語と同じ場合
意味上の主語が文の主語と同じ場合は、通常は表しません。
- I hope to see you again.
- 私はあなたにまた会いたいです。
会うのは「私」なので、意味上の主語は I です。
このような場合は for me を付けません。
of を使う場合
人の性質や評価を表す形容詞の後では、of + 人 が使われることがあります。
- It was kind of you to help me.
- 手伝ってくれて親切でした。
- It was careless of him to make that mistake.
- そのようなミスをするとは彼は不注意でした。
この場合は「誰が〜したか」だけでなく、「その人の性質・評価」を表しています。
for と of の違い
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| for + 人 | 動作をする人を示す |
| of + 人 | その人の性質や評価を示す |
- It is difficult for me to do it.
- 私がそれをするのは難しいです。
- It was kind of you to do it.
- それをしてくれて親切でした。
for は行為者、of は人物評価という違いがあります。
形式主語 it と一緒によく使われる
意味上の主語は、形式主語 it を使う文でよく登場します。
- It is necessary for us to leave now.
- 私たちが今出発することは必要です。
この形は非常によく使われるため、セットで覚えておきましょう。
注意すべきこと
- 意味上の主語は「誰がその動作をするか」を表す。
- 通常は文脈から分かるため省略される。
- 必要な場合は for + 人 を使う。
- for の後は目的格を用いる。
- for him、for me の形になる。
- 人の性質や評価を表す場合は of + 人 を使うことがある。
- 形式主語 it の構文でよく使われる。
似た表現をする文法
- 形式主語 it:It is important to study English.
- for + 人 + to不定詞:It is important for students to study English.
- of + 人 + to不定詞:It was kind of you to help me.
- 動名詞:Studying English is important.
- that節:It is important that students study English.
不定詞の意味上の主語は、「誰がその動作をするのか」を明確にしたいときに使います。
特に for + 人 + to不定詞 の形は頻出なので、しっかり覚えておきましょう。
例文
- It is important for students to study English.
- 生徒が英語を勉強することは重要です。
- It is difficult for me to answer the question.
- 私がその質問に答えるのは難しいです。
- It is easy for children to learn languages.
- 子どもが言語を学ぶことは簡単です。
- It was kind of you to help me.
- 手伝ってくれて親切でした。
- It was careless of him to make that mistake.
- そのようなミスをするとは彼は不注意でした。
まとめ
- 意味上の主語とは、不定詞の動作主のことである。
- 通常は文脈から分かるため省略される。
- 明示するときは for + 人 + to不定詞 を使う。
- for の後には目的格を用いる。
- 形式主語 it と一緒によく使われる。
- of + 人 + to不定詞 は人物評価を表す。
- for は行為者、of は人物評価という違いを理解することが大切である。