showとdisplayの違いと正しい使い方
showとdisplayの違いをイラストで解説

showとdisplayの違いについて
| 用途 | show | display |
|---|---|---|
| 品詞 | 動詞 / 名詞 | 動詞 / 名詞 |
|
人に見せる、提示する、教える (最も一般的) |
Can you show me your passport? (パスポートを見せていただけますか?) |
△ (単に手元で見せるだけなら不自然) |
|
展示する、並べて見栄えよく 「配置する」 |
The museum is showing his paintings. (美術館は彼の絵を公開・上映している) |
The museum is displaying his paintings. (美術館は彼の絵を(壁などに美しく)展示している) |
| 画面(液晶)に文字やデータを表示 |
The map shows where we are. (地図が現在地を示している) |
The monitor displays the data clearly. (モニターがデータをくっきりと表示している) |
| 感情、態度、能力などを表に出す |
Don't show your anger in public. (人前で怒りを見せてはいけません) |
He displayed great courage during the crisis. (彼は危機に際して素晴らしい勇気を示した) |
| ニュアンスの核心 |
日常的・幅広い「見せる、教える、明らかにする」 |
意図的・フォーマルな「並べて見せる、配置する、表示する」 |
"show"と"display"はどちらも日本語で「見せる」「表示する」と訳されますが、見せ方の「意図(並べて見せるか)」や、使われる場面のカジュアルさに大きな違いがあります。
「show」は、人に見せる、案内する、感情を表す、証明するなど、日常のあらゆる「目に入らせる・明らかにする」場面で使われる最も広く一般的な単語です。
「display」は、商品を店先に並べたり、美術館に展示したり、画面にデータを映したりするように、何かを意図的に「整理して、見やすく配置して示す」ときに使われるフォーマルな表現です。
日常のあらゆる「見せる・教える」を示す「show」
「show」は、カバンの中身を見せる、道を教える(show the way)、映画を上映する、感情が顔に出るなど、対象が具体的であっても抽象的であっても使える万能な単語です。会話で「ちょっと見せて!」と言うときは、100%このshowが使われます。
- Let me show you how to use this machine.
(この機械の使い方を教えて(実演して見せて)あげましょう)
→ 実際に行動してみせることで、やり方を教えるという日常の定番フレーズです。 - The latest survey shows that customer satisfaction is high.
(最新の調査は、顧客満足度が高いことを示しています)
→ データや証拠が「~という事実を明らかにしている」というビジネスでもよくある表現です。 - She didn't show any signs of fear.
(彼女は恐怖の兆候をまったく見せませんでした)
→ 内面の感情や状態が、表面(態度や顔色)に出てこなかったことを表します。
意図的に並べて見せる・画面に表示する「display」
「display」は、ただ見せるだけでなく「多くの人にしっかり見えるように配置する」というニュアンスを持ちます。お店のウインドウディスプレイ(陳列)や、PCのディスプレイ(画面)という言葉通り、商業的な展示やテクノロジーの画面表示において主役となる単語です。また、感情や能力を「堂々と誇示する」という硬い表現でも使われます。
- The shop displays its best items in the front window.
(その店は一番良い商品をフロントウィンドウに陳列(ディスプレイ)しています)
→ 客の目を引くために、意図的に美しく並べている状態を示します。 - An error message was displayed on the screen.
(画面にエラーメッセージが表示されました)
→ システムや電子機器の液晶画面に、情報がパッと映し出されたことを表す専門的な表現です。 - The young athlete displayed incredible skill during the match.
(その若いアスリートは、試合中に信じられないほどの技術を発揮しました(見せつけました))
→ 自分の持っている際立った才能を、周囲に分かるように堂々と表に出したという硬いニュアンスです。
似た表現との違い
「show」や「display」に似た表現として「exhibit」があります。「exhibit」は、displayよりもさらにフォーマルで規模が大きい単語です。主に、美術館や博覧会(エキスポ)などで、歴史的価値のある美術品や最新の産業技術などを「公の場に正式に公開・展示する」という場合に使われます。また、裁判で提出する「証拠物品」を指すこともあります。
- The museum will exhibit ancient Egyptian artifacts next month.
(その博物館は来月、古代エジプトの工芸品を展示します)
→ 学術的・文化的な価値があるものを、一般に公開するような大規模な展示を指します。 - The company is planning to exhibit at the international tech trade show.
(その企業は、国際的なテック見本市に出展することを計画しています)
→ 企業がブースを構えて自社製品を大々的にアピールする「出展」という意味でも定番の単語です。
イディオムとしての「show」と「display」
「show」や「display」を使った日常的によく使われる表現には次のものがあります。
- show off
(自慢する、見せびらかす)
→ 自分の能力や持ち物を、周囲にひけらかして注目を浴びようとする行為を指す、日常会話で非常によく使われるカジュアルな表現です。
He loves to show off his new sports car to his friends.
(彼は新しいスポーツカーを友達に見せびらかすのが大好きです) - show up
(現れる、姿を見せる)
→ 待ち合わせの場所やイベントなどに、人が「やって来る」ことを意味する定番の口語フレーズです。特に「遅れてやって来た」ときや「結局来なかった(didn't show up)」という場面で頻出します。
We waited for an hour, but he didn't show up.
(私たちは1時間待ちましたが、彼は現れませんでした) - on display
(展示されて、陳列されて)
→ お店の商品や美術館の作品が、現在「見られる状態になって並んでいる」ことを表す非常に便利な形容詞的なフレーズです。
The priceless diamonds are currently on display at the jewelry exhibition.
(その大変高価なダイヤモンドは、現在ジュエリー展で展示されています)