permitとallowの違いと正しい使い分け方
用途 | permit | allow |
---|---|---|
品詞 | 動詞 | 動詞 |
公式な許可 |
The school permits students to use the library. (学校は生徒が図書館を使用することを許可しています) |
× |
一般的な許可 | × |
Her parents allow her to go out with friends. (彼女の両親は友達と外出することを許しています) |
条件付きの許可 |
Smoking is permitted only in designated areas. (喫煙は指定された場所でのみ許可されています) |
We allow dogs in the park. (公園内で犬を許可しています) |
“permit”と”allow”はどちらも「許可する」という意味を持つ動詞ですが、使い方には違いがあります。
「permit」は公式や法的な許可を意味し、厳格な場面で使用されます。
「allow」は一般的な許可を意味し、日常的な状況やカジュアルな場面で使われます。
これらの違いを理解することで、より自然で適切な表現が可能になります。
公式な許可を表す「permit」
「permit」は、正式な機関や法的な場面で許可が与えられるときに使用されます。政府や学校、企業のルールや規制に関連して使われることが多いです。
例文:
- The building permits only authorized personnel.
(この建物は許可された職員のみが入れます)
→ 許可された人のみが入れる公式な場面を示しています。 - They don’t permit smoking inside the facility.
(施設内での喫煙は許可されていません)
→ 法律や規則に基づく制限を表します。 - Photography is not permitted in the museum.
(博物館内での写真撮影は許可されていません)
→ 公式な禁止事項を表しています。
一般的な許可を表す「allow」
「allow」は、日常の状況で何かを許す場合に使います。家庭やカジュアルな場面で使われることが多く、公式性は低めです。
例文:
- They allow pets in this building.
(この建物ではペットが許可されています)
→ 一般的な許可を示します。 - Her teacher allowed her to leave early.
(先生は彼女に早退することを許可しました)
→ カジュアルな状況での許可を表しています。 - Children are allowed to play in the garden.
(子供たちは庭で遊ぶことが許されています)
→ 親や管理者が許可する場面を示しています。
似た表現との違い
「permit」や「allow」に似た表現として「authorize」があります。「authorize」は「許可する」という意味で使われますが、主に公式な権限を与える場面で使われます。
例文:
- The manager authorized the payment.
(マネージャーは支払いを承認しました)
→ 正式な権限を持って許可する場面です。 - Only doctors are authorized to access these records.
(医師のみがこれらの記録にアクセスすることが許されています)
→ 法的または権限のある許可を示します。 - She authorized her assistant to make the decision.
(彼女は助手に決定権を与えました)
→ 公式な承認や権限付与を表します。
イディオムとしての「permit」と「allow」
「permit」や「allow」を使ったイディオムには、特定の意味を持つ表現がいくつかあります。
- permit oneself
(自分に許す)
→ 自分に対して何かを許すことを意味します。
She permitted herself a short break.
(彼女は少し休憩を許しました) - allow for
(~を考慮に入れる)
→ 何かを考慮して行動することを意味します。
They allowed for traffic delays.
(彼らは交通遅延を考慮に入れました) - without permission
(許可なしで)
→ 許可がない状態を示します。
He entered the room without permission.
(彼は許可なく部屋に入りました)