整数、浮動小数点、文字列
Pythonでは、さまざまなデータ型を扱うことができます。その中でも、整数、浮動小数点数、そして文字列は基本的なデータ型です。これらのデータ型の違いを理解することは、Pythonでのプログラミングを学ぶための重要なステップです。この章では、それぞれのデータ型について詳しく説明します。
整数型(int)
整数型は、負の数やゼロを含む整数の値を扱うデータ型です。Pythonでは、整数型の変数に対して特に範囲の制限はなく、メモリが許す限り非常に大きな数値も扱うことができます。
# 整数型の例
a = 10
b = -20
c = 0
print(a) # 10
print(b) # -20
print(c) # 0
上記の例では、a
、b
、c
がそれぞれ整数型の値を持っています。
浮動小数点数型(float)
浮動小数点数型は、小数点以下の値を含む数値を扱います。Pythonでは、浮動小数点数型の変数は64ビット精度で表現されるため、かなりの範囲と精度を持つ数値計算が可能です。浮動小数点数型は、整数に.
を追加するだけで定義できます。
# 浮動小数点数型の例
x = 3.14
y = -0.001
z = 2.0
print(x) # 3.14
print(y) # -0.001
print(z) # 2.0
上記の例では、x
、y
、z
が浮動小数点数型の値を持っています。
文字列型(str)
文字列型は、テキストデータを扱うためのデータ型です。文字列は、シングルクォート('
)またはダブルクォート("
)で囲んで定義します。文字列型は、単語や文章を扱うときに使われ、変数に文字列を代入して操作することができます。
# 文字列型の例
name = "Alice"
greeting = 'Hello'
print(name) # Alice
print(greeting) # Hello
文字列は、+
演算子を使って連結することができます。
# 文字列の連結
full_greeting = greeting + ", " + name + "!"
print(full_greeting) # Hello, Alice!
データ型の確認方法
Pythonでは、type()
関数を使って変数のデータ型を確認することができます。以下の例を見てみましょう。
# データ型の確認
print(type(a)) #
print(type(x)) #
print(type(name)) #
このように、type()
関数を使うことで、変数のデータ型を簡単に確認することができます。
まとめ
Pythonの基本的なデータ型には、整数型、浮動小数点数型、文字列型があります。これらのデータ型を理解し、適切に使用することで、Pythonのプログラムを効率的に記述することができます。type()
関数を使ってデータ型を確認することも、プログラムの動作を確認するために役立ちます。これらのデータ型をしっかりと理解して、Pythonプログラミングをさらに深めていきましょう。