Trueの概要
ブール値の「真」としての扱い Python予約語 | ||
True 概要 わかりやすく説明 たとえば、「10は5より大きい?」という質問の答えは |
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Trueの基本的な使い方
以下の例は、比較演算や条件式でTrue
が返される場合を示しています。
# Trueが返される条件
print(10 > 5) # True
print(5 == 5) # True
print(bool(1)) # True (1はTrueと等しい)
10 > 5
は成立するため、True
が出力されます。5 == 5
も成立し、True
が返されます。- Pythonでは
1
はTrue
として評価されます。
条件式でのTrueの使用
条件式でTrue
を使うと、特定の処理を実行するためのトリガーとして活用できます。
# if文でTrueを使用
condition = True
if condition:
print("conditionがTrueなので、こちらが実行されます")
if condition:
の部分で、condition
がTrue
のため、if
のブロックが実行されます。True
は「真」であることを示し、条件式を成立させます。
Trueと暗黙の型変換
Pythonでは、数値の1
や非空のデータ構造(リスト、タプル、辞書など)はTrue
とみなされます。
# Trueとみなされる値
print(bool(1)) # True
print(bool("text")) # True
print(bool([1, 2, 3])) # True
1
や非空文字列、非空リストはすべてTrue
と評価されます。- 条件式において、これらの値が
if
文で使われると、条件は成立します。
Trueの注意点
True
は予約語:変数名として使用することはできません。- 1と
True
は等しいが、データ型は異なります(type(True)
はbool
、type(1)
はint
)。 - 非空のデータ構造も
True
と評価されるため、注意が必要です。
Trueのよくある質問
- Q:
True
は変更できますか? - A: いいえ。
True
は予約語であり、再代入はできません。 - Q:
True
と1
は同じですか? - A: いいえ。
True
はbool
型、1
はint
型ですが、比較するとTrue
になります(True == 1
)。 - Q:
True
はどのような値と等しいですか? - A: Pythonでは、非空文字列や非空データ構造、数値の
1
などがTrue
と評価されます。
まとめ
True
はPythonで「真」を表す基本的なブール値であり、条件が成立する場合に返されます。条件式や論理演算で頻繁に使われ、Pythonでは数値の1
や非空のデータ構造もTrue
と評価されます。
True
はbool
型であり、False
の反対の値です。- 条件式で使用され、成立する場合に
True
が返ります。 - Pythonでは非空のデータ構造や
1
がTrue
と評価されます。
この特徴を理解して、True
を正しく活用しましょう。