INDEX
ifの概要
条件分岐 Python予約語 | ||
if 概要 わかりやすく説明 |
||
|
ifの基本的な使い方
以下の例では、変数 x
の値に応じてメッセージを出力します。
# if の基本
x = 10
if x > 5:
print("x は 5 より大きい")
x > 5
の条件がTrue
のため、print()
が実行されます。- 条件が
False
の場合、何も出力されません。
if-elseで条件が成立しない場合の処理
if
に対応する else
を使うと、条件が成立しなかった場合の処理を記述できます。
# if-else の使用例
x = 3
if x > 5:
print("x は 5 より大きい")
else:
print("x は 5 以下")
- 条件
x > 5
がFalse
のため、else
ブロックの処理が実行されます。 - 出力は「x は 5 以下」となります。
if-elif-elseで複数の条件を評価
複数の条件を評価し、最初に成立した条件だけが実行されます。
# if-elif-else の例
score = 75
if score >= 90:
print("優秀!")
elif score >= 70:
print("合格")
else:
print("不合格")
- 条件
score >= 90
がFalse
、score >= 70
がTrue
。 - 「合格」が出力されます。
ネストされたif文
if文をネストすることで、条件をさらに詳細に判定できます。
# ネストされた if 文
age = 20
income = 3000000
if age >= 18:
if income > 2000000:
print("ローン申請が可能です")
else:
print("収入が不足しています")
else:
print("年齢要件を満たしていません")
- 最初の条件
age >= 18
が成立し、ネストされた条件が評価されます。 income > 2000000
が成立するため、「ローン申請が可能です」と出力されます。
1行で記述するif文
シンプルな条件分岐は、1行で記述することも可能です。
# 1行の if 文
x = 10
print("x は正の数です") if x > 0 else print("x は負の数またはゼロです")
- 条件
x > 0
がTrue
の場合、最初のprint()
が実行されます。 - 条件が
False
の場合、else
の後の処理が実行されます。
if文の応用例
入力値が偶数か奇数かを判定する例を示します。
# 偶数か奇数を判定
number = int(input("数字を入力してください: "))
if number % 2 == 0:
print(f"{number} は偶数です")
else:
print(f"{number} は奇数です")
- 入力値を2で割った余りを評価し、偶数か奇数かを判定します。
if文の注意点
- 条件式のインデント:
if
の条件式と処理ブロックは適切なインデントを保つ必要があります。 - 評価が複雑な場合は括弧を使用: 複雑な条件式は括弧を使うことで可読性が向上します。
- 条件式が
True
またはFalse
に評価されることを理解: Pythonの条件式は、数値や文字列なども暗黙的に評価されることがあります。
if文のよくある質問
- Q: if文で評価する条件には何を使えますか?
- A: 論理値(
True
/False
)に評価されるすべての式を使えます。 - Q: elif は必須ですか?
- A: 必須ではありませんが、複数の条件を評価する際に便利です。
- Q: else を使わなくても問題ないですか?
- A: はい。条件が成立しない場合に何もしないなら、省略可能です。
まとめ
if
は、条件式が True
の場合に特定の処理を実行するための基本的なキーワードです。
- 条件に応じた処理を簡潔に記述できます。
elif
やelse
を組み合わせて、複数の条件を扱うことが可能です。- 適切に使用することで、プログラムの柔軟性と可読性が向上します。
適切に if
文を活用し、条件分岐を効率よく構築しましょう。