Pythonのifによる条件分岐と基本構文、応用例をわかりやすく解説

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ifの概要

条件分岐 Python予約語

if

概要 if は、特定の条件に応じてコードを実行するかどうかを決定するための条件分岐キーワードです。条件が True の場合に指定された処理を実行します。

わかりやすく説明 if を使うと、「もしこの条件が正しいなら、この処理を実行する」という操作が可能になります。例えば、「点数が 60 点以上なら合格」という条件を表現できます。

  • if は条件が True の場合のみ実行されます。
  • 複数の条件を elif で追加できます。
  • どの条件も成立しない場合は、else を使用してデフォルトの処理を記述できます。

ifの基本的な使い方

以下の例では、変数 x の値に応じてメッセージを出力します。

# if の基本
x = 10

if x > 5:
    print("x は 5 より大きい")
  • x > 5 の条件が True のため、print() が実行されます。
  • 条件が False の場合、何も出力されません。

if-elseで条件が成立しない場合の処理

if に対応する else を使うと、条件が成立しなかった場合の処理を記述できます。

# if-else の使用例
x = 3

if x > 5:
    print("x は 5 より大きい")
else:
    print("x は 5 以下")
  • 条件 x > 5False のため、else ブロックの処理が実行されます。
  • 出力は「x は 5 以下」となります。

if-elif-elseで複数の条件を評価

複数の条件を評価し、最初に成立した条件だけが実行されます。

# if-elif-else の例
score = 75

if score >= 90:
    print("優秀!")
elif score >= 70:
    print("合格")
else:
    print("不合格")
  • 条件 score >= 90Falsescore >= 70True
  • 「合格」が出力されます。

ネストされたif文

if文をネストすることで、条件をさらに詳細に判定できます。

# ネストされた if 文
age = 20
income = 3000000

if age >= 18:
    if income > 2000000:
        print("ローン申請が可能です")
    else:
        print("収入が不足しています")
else:
    print("年齢要件を満たしていません")
  • 最初の条件 age >= 18 が成立し、ネストされた条件が評価されます。
  • income > 2000000 が成立するため、「ローン申請が可能です」と出力されます。

1行で記述するif文

シンプルな条件分岐は、1行で記述することも可能です。

# 1行の if 文
x = 10
print("x は正の数です") if x > 0 else print("x は負の数またはゼロです")
  • 条件 x > 0True の場合、最初の print() が実行されます。
  • 条件が False の場合、else の後の処理が実行されます。

if文の応用例

入力値が偶数か奇数かを判定する例を示します。

# 偶数か奇数を判定
number = int(input("数字を入力してください: "))

if number % 2 == 0:
    print(f"{number} は偶数です")
else:
    print(f"{number} は奇数です")
  • 入力値を2で割った余りを評価し、偶数か奇数かを判定します。

if文の注意点

  • 条件式のインデント: if の条件式と処理ブロックは適切なインデントを保つ必要があります。
  • 評価が複雑な場合は括弧を使用: 複雑な条件式は括弧を使うことで可読性が向上します。
  • 条件式が True または False に評価されることを理解: Pythonの条件式は、数値や文字列なども暗黙的に評価されることがあります。

if文のよくある質問

Q: if文で評価する条件には何を使えますか?
A: 論理値(True/False)に評価されるすべての式を使えます。
Q: elif は必須ですか?
A: 必須ではありませんが、複数の条件を評価する際に便利です。
Q: else を使わなくても問題ないですか?
A: はい。条件が成立しない場合に何もしないなら、省略可能です。

まとめ

if は、条件式が True の場合に特定の処理を実行するための基本的なキーワードです。

  • 条件に応じた処理を簡潔に記述できます。
  • elifelse を組み合わせて、複数の条件を扱うことが可能です。
  • 適切に使用することで、プログラムの柔軟性と可読性が向上します。

適切に if 文を活用し、条件分岐を効率よく構築しましょう。