このプログラムでは、Math.floor()
メソッドとMath.ceil()
メソッドを使って、数値の小数点以下を切り捨てまたは切り上げする方法を紹介します。
小数点の切り捨て、切り上げをするプログラム
以下のコードでは、数値5.67
の小数点以下を切り捨て、切り上げした結果を表示しています。
HTMLとJavaScriptコード
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>小数点の切り捨て、切り上げをする方法</title>
<script>
window.onload = function() {
// 小数点を切り捨てる関数
function roundDown(num) {
return Math.floor(num); // 小数点以下を切り捨て
}
// 小数点を切り上げる関数
function roundUp(num) {
return Math.ceil(num); // 小数点以下を切り上げ
}
// テスト用の数値
const number = 5.67;
// 小数点の切り捨てと切り上げを実行
const floored = roundDown(number);
const ceiled = roundUp(number);
// 結果をHTMLに表示
document.getElementById('flooredValue').textContent = `${number} を切り捨てた結果: ${floored}`;
document.getElementById('ceiledValue').textContent = `${number} を切り上げた結果: ${ceiled}`;
}
</script>
</head>
<body>
<h1>小数点の切り捨て、切り上げをする方法</h1>
<div id="flooredValue"></div>
<div id="ceiledValue"></div>
</body>
</html>
プログラムの解説
このプログラムでは、Math.floor()
メソッドを使用して数値の小数点以下を切り捨て、Math.ceil()
メソッドを使用して数値の小数点以下を切り上げています。
以下はMath.floor()
およびMath.ceil()
メソッドの注意点です。
Math.floor()
は、数値の小数点以下を常に切り捨て、最も近い整数値を返します。例:Math.floor(5.67)
は5
を返します。Math.ceil()
は、数値の小数点以下を常に切り上げ、最も近い整数値を返します。例:Math.ceil(5.67)
は6
を返します。- 負の数に対しても、
Math.floor()
は小さい方向に、Math.ceil()
は大きい方向に丸めます。例:Math.floor(-5.67)
は-6
、Math.ceil(-5.67)
は-5
です。
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