INDEX
linkの概要
| 外部リソースをHTMLに関連付ける HTMLタグ | ||
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<link rel=”種類” href=”URL”> 概要 linkタグは、HTML文書に外部リソース(CSS、アイコン、フォントなど)を関連付けるために使用されます。通常、headタグ内に記述されます。 |
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linkタグの主な属性
| 属性 | 説明 | 使用例 |
|---|---|---|
rel |
リソースの関係性を指定 | <link rel="stylesheet" href="style.css"> |
href |
関連付けるリソースのURL | <link rel="stylesheet" href="style.css"> |
type |
リソースのMIMEタイプを指定(省略可能) | <link rel="stylesheet" type="text/css" href="style.css"> |
media |
適用するメディアタイプを指定 | <link rel="stylesheet" media="screen" href="style.css"> |
sizes |
アイコンサイズ(favicon用) | <link rel="icon" sizes="32x32" href="favicon.png"> |
as |
プリロードするリソースの種類 | <link rel="preload" as="image" href="banner.jpg"> |
linkタグの基本的な使い方(CSSの適用)
linkタグを使用して外部CSSファイルをHTMLに適用する方法を示します。
<head>
<link rel="stylesheet" href="styles.css">
</head>
実行例:
以下のCSSを適用すると、背景色が青になります。
body {
background-color: blue;
}
linkタグの応用:ファビコン(favicon)の設定
linkタグを使用して、ブラウザのタブに表示されるアイコン(favicon)を指定できます。
<link rel="icon" href="favicon.ico" type="image/x-icon">
実行例:
この設定を適用すると、ブラウザのタブに「favicon.ico」が表示されます。
linkタグの応用:Google Fontsの適用
Google Fontsを適用するには、linkタグを使用して外部フォントを読み込みます。
<head>
<link rel="stylesheet" href="https://fonts.googleapis.com/css2?family=Roboto:wght@400;700&display=swap">
</head>
実行例:
この設定を適用すると、ページ内のフォントが「Roboto」に変わります。
linkタグの応用:プリロード(リソースの事前読み込み)
linkタグを使用して、ページ読み込み時に特定のリソースを事前読み込みできます。
<link rel="preload" as="image" href="hero.jpg">
注意事項
- linkタグは通常、headタグ内に記述する。
- CSSを適用する場合、
rel="stylesheet"を必ず指定する。 - ファビコンを設定する場合、適切なサイズ(16×16, 32×32 など)を指定する。
- プリロード(preload)を使用する際は、適切な
as属性を指定する。
よくある質問
- Q: linkタグに閉じタグは必要ですか?
- A: いいえ、linkタグは空要素なので閉じタグ(
</link>)は不要です。 - Q: CSSを適用する際、linkタグとstyleタグの違いは?
- A: linkタグは外部CSSを適用するのに対し、styleタグはHTML内で直接CSSを記述するために使用されます。
- Q: linkタグを使わずにCSSを適用できますか?
- A: はい、styleタグを使用するか、インラインCSS(
style="")を利用する方法もありますが、外部CSSを適用する場合はlinkタグを使うのが一般的です。 - Q: linkタグで複数のCSSファイルを読み込めますか?
- A: はい、複数のlinkタグを使用して複数のCSSファイルを適用できます。
- Q: linkタグはSEOに影響しますか?
- A: はい、適切なCSSの適用やファビコンの設定はSEOの改善に寄与します。
まとめ
linkタグは外部リソース(CSS、アイコン、フォントなど)をHTMLに関連付けるために使用する。rel属性でリソースの種類を指定する(例:stylesheet、icon)。href属性でリソースのURLを指定する。- 通常、headタグ内に記述し、閉じタグは不要。
- CSSの適用、ファビコン設定、Google Fontsの適用、プリロードなどに利用できる。