headerタグの使い方とページのヘッダーを適切に構成する方法をわかりやすく解説

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headerの概要

ページやセクションのヘッダーを定義 HTMLタグ

<header>ヘッダーの内容</header>

概要 headerタグは、Webページ全体やセクションごとのヘッダー部分を定義するためのタグです。通常、ロゴ、ナビゲーションメニュー、キャッチコピーなどが含まれます。

  • ページ全体のヘッダーや、記事・セクションのヘッダーとして利用できる。
  • 見出し(h1~h6)やナビゲーションメニューを配置することが一般的。
  • headerタグは論理的な構造を提供し、SEOやアクセシビリティの向上に役立つ。

headerタグの主な特徴

特徴 説明
ページヘッダー Webページ全体のヘッダーとして使用(通常はサイトロゴやメニューを含む)
セクションヘッダー 記事(articleタグ)やセクション(sectionタグ)のヘッダーとして使用可能
h1~h6の見出しを含める ページやセクションのタイトルを明示するために見出しタグを使用
複数のheaderタグ ページ内の異なるセクションで複数のheaderタグを使用可能

headerタグの基本的な使い方

以下の例では、ページ全体のヘッダーを作成し、ロゴとナビゲーションを配置しています。

<header>
    <h1>サイトのロゴ</h1>
    <nav>
        <ul>
            <li><a href="/">ホーム</a></li>
            <li><a href="/about">会社概要</a></li>
            <li><a href="/contact">お問い合わせ</a></li>
        </ul>
    </nav>
</header>

headerタグとheadタグの違い

headerタグとheadタグは名称が似ていますが、役割が大きく異なります。以下の表でその違いを比較します。

比較項目 headerタグ headタグ
役割

Webページやセクションのヘッダーを定義する

(視覚的な要素)

HTML文書のメタデータを定義する

(ブラウザや検索エンジン向け)

使用場所 bodyタグ内に配置され、ページの上部に表示される HTML文書のheadタグ内に配置され、ユーザーには表示されない
主な用途 ロゴ、ナビゲーションメニュー、ページタイトルの表示 ページタイトル、SEO情報、CSSやJavaScriptの読み込み
主な子要素 h1~h6, nav, p など title, meta, link, script など
SEOへの影響 ページの視覚的な構造に影響を与え、適切な見出し設定が重要 metaタグやタイトルの設定により、検索エンジンの評価に大きく影響
ユーザーへの表示 ページ上部に表示される 通常はユーザーには表示されない
<header>
    <h1>サイト名</h1>
    <nav>
        <a href="/">ホーム</a>
        <a href="/about">会社概要</a>
    </nav>
</header>
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>サイトのタイトル</title>
    <link rel="stylesheet" href="styles.css">
</head>

このように、headerタグはページの表示に関する要素であり、headタグはページのメタ情報を管理するための要素です。適切に使い分けることで、ページの構造やSEOの最適化が向上します。

headerタグの応用:記事のヘッダー

記事(articleタグ)の中でheaderタグを使い、記事ごとの見出しを明示できます。

<article>
    <header>
        <h2>記事のタイトル</h2>
        <p>投稿日: 2025年2月1日 | 著者: John Doe</p>
    </header>
    <p>これは記事の本文です。</p>
</article>

headerタグの応用:固定ヘッダーの作成

CSSを使用すると、スクロールしても常に画面上部に固定されるヘッダーを作成できます。

header.fixed {
    position: fixed;
    top: 0;
    width: 100%;
    background-color: #333;
    color: white;
    text-align: center;
    padding: 10px;
    z-index: 1000;
}

HTMLコード:

<header class="fixed">
    <h1>固定ヘッダー</h1>
</header>

注意事項

  • headerタグはコンテンツの構造化を目的としており、見た目の装飾を目的としない。
  • ページ内で複数のheaderタグを使用することは可能だが、適切なコンテンツに対して使用することが重要。
  • ヘッダー内にはナビゲーションメニューを配置することが一般的。
  • CSSを適用して、固定ヘッダーやレスポンシブデザインを実装できる。

よくある質問

Q: headerタグは1ページに複数回使用できますか?
A: はい、ページ全体のヘッダーや記事ごとのヘッダーとして複数回使用できます。
Q: headerタグの中にh1タグを入れるのは必須ですか?
A: いいえ、必須ではありませんが、通常はページタイトルや見出しとしてh1~h6タグを含めるのが望ましいです。
Q: headerタグとnavタグの違いは?
A: headerタグはヘッダー全体を定義するのに対し、navタグはナビゲーションメニューを定義するために使用されます。
Q: headerタグのデフォルトの表示スタイルは?
A: デフォルトではブロック要素として表示され、特別なスタイルは適用されません。
Q: headerタグを画面上部に固定するには?
A: CSSのposition: fixed;top: 0;を使用すると、ヘッダーを画面上部に固定できます。

まとめ

  • headerタグは、ページやセクションのヘッダー部分を定義するために使用する。
  • サイトのロゴやナビゲーションメニューを配置するのに適している。
  • articleやsectionタグ内で個別のヘッダーを設定することも可能。
  • CSSを使用して、デザインや固定ヘッダーの実装ができる。
  • SEOやアクセシビリティ向上のために適切に活用することが重要。