+ セレクタは「隣接兄弟結合子」と呼ばれ、指定した要素の直後に続く兄弟要素(同じ深さ)に対してスタイルを適用します。これは、2つの要素が同じ親要素内にあり、指定した要素の直後に続いている場合にのみ機能します。
CSS: + セレクタが効かない時の原因と対策
要素が隣接していない
+ セレクタは、ターゲットとする要素が指定された要素の直後にある場合にのみ機能します。要素間に他の要素やスペースがあるとスタイルが適用されません。
対策: 隣接する要素が正しく配置されているか確認し、不要な要素やスペースがないかチェックします。
セレクタの優先順位(特異性)が低い
他のより具体的なCSSセレクタが + セレクタよりも優先される場合、スタイルが適用されないことがあります。
対策: より具体的なセレクタを使用するか、!important を使用してスタイルを強制的に適用します。
共通するCSSコード
.css-sample-container {
width: 80%;
margin: 0 auto;
padding: 10px;
border: 1px solid #ccc;
background-color: #f9f9f9;
text-align: center;
font-family: Arial, sans-serif;
}
表示例
CSS: + セレクタ
以下の例では、最初の要素の直後に続く要素に対して背景色が変更されます。
HTMLコード
<div class="css-sample-container">最初の要素</div>
<div class="css-sample-container">隣接する2番目の要素</div>
<div class="css-sample-container">隣接しない3番目の要素</div>
CSSコード
.css-sample-container + .css-sample-container {
background-color: #e0f7fa;
}
結果
最初の要素
隣接する2番目の要素
隣接しない3番目の要素
まとめ
+セレクタは、指定した要素の直後に続く兄弟要素に対してスタイルを適用します。- 要素が隣接していない場合、スタイルは適用されません。
- セレクタの優先順位やキャッシュの問題にも注意が必要です。