CSSの attr^="value" セレクタは、指定された属性の値が特定の文字列で始まる要素に対してスタイルを適用するためのセレクタです。これは、例えば「data-」で始まるカスタムデータ属性や「ex」で始まる属性値など、特定のパターンにマッチする要素をスタイリングしたい場合に便利です。このセレクタを使うことで、部分一致の条件でスタイルを適用できます。
INDEX
CSS:attr^=”value” の値とその効果の一覧
attr^="value": 属性値がvalueで始まる要素を対象とします。
注意点と関連情報
- このセレクタは、指定された属性値が
valueで始まる要素に対してスタイルを適用します。 - 部分一致のため、属性値が完全に一致していなくても、最初の文字列が一致していれば適用されます。
- このセレクタは、HTMLの属性の値を検査するため、スタイルを特定の条件で適用したい場合に便利です。
CSS:attr^=”value” が効かない時の理由と対策
セレクタの優先順位(特異性)が低い
他のCSSセレクタが attr^="value" よりも優先順位が高く、スタイルが適用されない可能性があります。より具体的なセレクタがあれば、それが適用されます。
対策: セレクタの特異性を確認し、必要であればより具体的なセレクタを使用するか、!important を使用してスタイルを強制的に適用します。
表示例
CSS:attr^=”value”
このセレクタは、指定された属性の値が特定の文字列で始まる要素に対してスタイルを適用します。例えば、次のように属性が ex で始まる要素に対して背景色を変更します。
HTMLコード
<div class="css-sample-container" attr="example">属性が「ex」で始まる要素</div>
<div class="css-sample-container" attr="sample">属性が「ex」で始まらない要素</div>
CSSコード
.css-sample-container[attr^="ex"] {
background-color: #e0f7fa;
}
結果
属性が「ex」で始まる要素
属性が「ex」で始まらない要素
まとめ
CSS:attr^="value"セレクタは、指定された属性値がvalueで始まる要素に対してスタイルを適用することができる。- 属性値が部分的に一致していれば、セレクタが適用される。
- セレクタが機能しない場合は、属性値や特異性、キャッシュなどの問題を確認する必要がある。