シューベルトのオーケストラ作品一覧 | 交響曲や付随音楽など 無料楽譜とYoutube情報

スポンサーリンク

← その他の作曲家

Franz Schubert (1797-1828)

オーケストラ 室内楽 ピアノ 教会 歌曲① 歌曲② 合唱

このページのページはシューベルトのオーケストラ作品を紹介します。 太字はとくに有名な作品です。何を聴くか迷った時は参考にしてみてください。

 youtube, apple, amazon そして IMSLPへのリンクも掲載しています。すぐ下のチェックボックスのチェックを外せば表に表示されなくなります。不要なリンクがある場合はチェックを外してください。

 IMSLPサイトを訪れますと、著作権の切れた無料の楽譜や作曲者直筆の譜面などを閲覧することができます。| IMSLPの使い方 |

スポンサーリンク

シューベルトの管弦楽とオペラの作品の全一覧

交響曲

82交響曲 No. 1 in D major
125交響曲 No. 2 in B-flat major
200交響曲 No. 3 in D major
417交響曲 No. 4 in C minor 悲劇的
485交響曲 No. 5 in B-flat major
589交響曲 No. 6 Little in C major
729交響曲 No. 7 in E major
759交響曲 No. 8 in B minor 未完成
944交響曲 No. 9 in C major ザ・グレート
2B交響曲 in D major
936A交響曲(未完) in D major
615交響曲(未完) in D major
708A交響曲(未完) in D major

協奏曲

345協奏曲 in D major
438Rondo in A major
580Polonaise in B-flat major

序曲

2A序曲 in D major
4序曲 to the vocal comedy Der Teufel als Hydraulicus
12序曲 in D major
26序曲 in D major
470序曲 in B-flat major
556序曲 in D major
590序曲 in D major
591序曲 in C major
648序曲 in E minor

その他の管弦楽曲

71CFragment of an orchestral piece in D major
94AFragment of an orchestral piece in B-flat major
966BSketch of an orchestral piece in A major

オペラ

11Der Spiegelritter
84Des Teufels Lustschloß
137Adrast
190Der vierjährige Posten
220Fernando
239Claudine von Villa Bella
326Die Freunde von Salamanka
647Die Zwillingsbrüder
787

謀反人たち

Die Verschworenen

981Der Minnesänger
689オラトリオ Lazarus,oder: Die Feier der Auferstehung
435Die Bürgschaft
701Sakuntala
732Alfonso und Estrella
791Rüdiger
796Fierabras
918Der Graf von Gleichen

付随音楽

644Music for Zauberspiel Die Zauberharfe
723Das Zauberglöckchen
797

キプロスの女王ロザムンデ

Rosamunde, Prinzessin von Zypern

シューベルトの管弦楽とオペラおすすめ5選

交響曲第3番

シューベルトが18歳の時に作曲した交響曲第3番ニ長調D200は、彼の交響曲の中で最も短く、最初の47小節は1815年5月に書かれ、残りの部分は同年の7月に書かれた。モーツァルトやハイドンの影響が見られるが、第2番よりもシューベルトの個性が現れ、民謡との関係が深い。全4楽章で、演奏時間は約23分。第2楽章が最も重要であり、その主題が14世紀のドイツの民謡「マリアの子守歌」とほとんど同じであることが指摘されている。楽器の使い方にも新しい効果があり、演奏会での演奏はシューベルトの生前には不明だが、1860年のウィーンで終楽章のみが、全曲の初演は1881年のロンドンで行われた。

交響曲第4番

シューベルトが1816年に作曲した交響曲第4番ハ短調『悲劇的』(Tragische) D417は、第4楽章のスケッチが1815年9月に作曲されたことから、1815年の9月頃から着手していた可能性がある。初演の詳細は不明だが、公開初演はシューベルトの死後20年以上を経た1849年11月19日に、リチウスの指揮によって行われた。この交響曲は、ベートーヴェンに強く影響を受けており、シューベルトが古典派の大作曲家たちと肩を並べることができた作品である。現在、自筆の総譜はウィーン楽友協会に、スケッチはウィーン市立図書館に保管されている。演奏時間は約30分で、4楽章からなる。

交響曲第8番

フランツ・シューベルトによって1822年に作曲された未完の交響曲である。この作品はシューベルトの代表作の一つであり、「未完成」の愛称で知られている。シューベルトはグラーツ楽友協会から名誉ディプロマを授与された際、返礼として交響曲を作曲することにしたが、第1楽章と第2楽章だけを送付し、未完成のままになっている。交響曲は通常4つの楽章から構成されるが、この作品では第2楽章までしか完成されていない。シューベルトが未完成にした理由には諸説あるが、このように作品を未完成のまま放棄することは彼の作曲スタイルの一つであった。初演は1865年にウィーンで行われた。

交響曲第9番

通称『ザ・グレート』と呼ばれ、1838年に初演された4楽章からなる交響曲である。シューベルトの交響曲は、以前は「未完のものを除いて7番目」なので第7番と呼ばれることが多かったが、現在は自筆譜のままで演奏できると認められる交響曲の8番目のものであることから第8番とされている。この曲は、指示通りに演奏しても60分以上かかる大曲であり、ベートーヴェンの交響曲の規模の大きさと力強さとを受け継ぎ、彼独自のロマン性を加えて完成された作品である。『ザ・グレート』という名前は、第6番と区別するために付けたため「大きい方(のハ長調交響曲)」といった程度の意味合いしかなく、「偉大な」という趣旨は持たない。しかし、そのスケールや楽想、規模は『ザ・グレート』の名に相応しく、現在ではこの曲の通称として定着している。

キプロスの女王ロザムンデ

『キプロスの女王ロザムンデ』は、フランツ・シューベルトがヘルミーネ・フォン・シェジーの戯曲のために作曲した劇付随音楽である。シューベルトは、短い期間で10曲からなる音楽を完成させたが、序曲は前年に作曲した『アルフォンソとエストレッラ』のものを使用した。初演は1823年に行われたが、台本の稚拙さや舞台の貧弱さから失敗に終わった。しかし、シューベルトの音楽は好評を博し、現在でも演奏されている。