世界の名作50選 | サロメ |
19世紀末生まれた背徳の世界。繰り返される台詞、ヨカナーンの首を欲するサロメ。前準備として新約聖書(福音書どれか一つ)を一読しておくことをおすすめします。
サロメの概要
- 『サロメ』は、オスカー・ワイルドが書いた戯曲で、新約聖書が元になっている。
- 1891年にフランス語で書かれ、1893年にパリで出版された。
- 英訳版は1894年に出版されたが、翻訳が悪かったため、ワイルドが修正した。
- 内容の背徳性から禁止令が出て、イギリスでは1931年まで上演できなかった。
- 女優サラ・ベルナールのために書かれたという噂があるが、ワイルド自身は否定している。
- 日本では、最初に松井須磨子がサロメ役を演じ、1913年に島村抱月の芸術座による帝国劇場で上演された。
- 1960年と1971年には三島由紀夫が演出し、後者は三島の死後に和久田誠男が演出補を務めた。
月の妖しく美しい夜、ユダヤ王ヘロデの王宮に死を賭したサロメの乱舞 – 新潮文庫
妖しい美しさで王エロドの心を奪ってはなさない王女サロメ.月光のもとでの宴の席上,7つのヴェイルの踊りとひきかえに,預言者ヨカナーンの生首を所望する.幻想の怪奇と文章の豊麗さで知られる世紀末文学の傑作.R.シュトラウスのオペラ「サロメ」の原典にもなった.幻想的な美しさで話題を呼んだビアズレーの挿画をすべて収録. – 岩波文庫
登場人物 人名対照表
名 | 関係 |
---|---|
エロド・アンティパス | ユダヤの王(ヘロデ) |
エロディアス | 王妃 |
サロメ | エロディアスの娘 |
ヨカナーン | 預言者(ヨハネ) |
ティゲリヌス | ローマ人 |
印刷用しおり
印刷のしかた – パソコンの場合
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印刷の仕方 – スマートフォンの場合
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各翻訳書
ビアズレーの挿絵が収録された岩波版を推奨しますが注釈の多い光文社版もよいです。
青空文庫
なし