ワードで文章を打つと後ろの文字が消えて上書きされてしまう
Microsoft Wordで文字を入力する際に、後ろの文字が消えて上書きされてしまう現象は多くの場合、Insertキーの設定が原因です。ただし、他にもいくつかの理由が考えられるため、本記事では原因とその解決方法を解説します。
原因1: Insertキーによる「上書きモード」
Wordには「挿入モード」と「上書きモード」の2つの入力モードがあります。「上書きモード」では新しい文字が既存の文字を置き換えてしまいます。Insertキーを誤って押すことでこのモードに切り替わることがあります。
解決方法:
- Insertキーを再度押す:Insertキー(通常はエンターの右上にあります)を押すことで「挿入モード」に戻ります。
- Wordのオプションで設定を変更する:直らない場合は以下も行います。
- 「ファイル」タブをクリックし、「オプション」を選択します。
- 「詳細設定」セクションで「上書きモードを使用する」のチェックを外します。
- 「OK」をクリックして設定を保存します。
原因2: キーボードの不具合
可能性は低いですが、Insertキーが壊れている、または誤動作を起こしている場合もあります。この場合、モードの切り替えが意図せず起きる可能性があります。
解決方法:
- 別のキーボードを試してみて、問題が解決するか確認してください。
- キーボードの清掃や接続状況の確認も有効です。
原因3: Word以外のソフトウェアによる影響
こちらも可能性が低いですが、一部のソフトウェアやプラグインがWordの入力モードに干渉している場合があります。
解決方法:
- 最近インストールしたソフトウェアやアドオンを一時的に無効化して問題が解決するか確認します。
- 問題が続く場合、Wordをセーフモードで起動して試してください(Ctrlキーを押しながらWordを起動)。
注意点
いずれの方法でも問題が解決しない場合は、Microsoft Wordの再インストールやサポートへの問い合わせを検討してください。また、普段からこまめに文書を保存することで、予期しないトラブルへの対応が容易になります。
上記の手順を試して、後ろの文字が消える現象を解決してください。