INDEX
415 Unsupported Media Typeについて
415 Unsupported Media Typeの概要
サポートされていないメディアタイプを示すHTTPステータスコード | ||
415 Unsupported Media Type 概要 415 Unsupported Media Typeは、クライアントが送信したリクエストボディのメディアタイプが、サーバーでサポートされていない場合に返されるHTTPステータスコードです。リクエストの |
||
影響 サーバーがリクエストボディを処理できないため、操作が完了せず、ユーザーが必要なリソースやデータにアクセスできなくなる可能性があります。 |
415 Unsupported Media Typeはどのような時に発生するか
- リクエストの
Content-Type
ヘッダーがサポートされていない形式を指定している場合 - サーバーが特定の形式(例: JSONやXML)のみを受け入れる設定になっている場合
- クライアントが送信したデータが指定されたメディアタイプのフォーマットに合致していない場合
SEOに関する影響
415エラーは通常API通信に関連するため、直接的にSEOに影響することは少ないですが、エラーが原因でデータ送信が適切に行われない場合、ユーザー体験やサービス品質の低下を招く可能性があります。
415 Unsupported Media Typeの事例
以下のようなケースで415エラーが発生します。
サポートされていないContent-Type
を指定
POST /api/upload HTTP/1.1 Host: example.com Content-Type: text/csv name,age John Doe,25
このリクエストでサーバーがapplication/json
のみを受け入れる場合、415エラーが発生します。
無効なデータ形式を送信
POST /api/data HTTP/1.1 Host: example.com Content-Type: application/json { "name": "John Doe", "age": "twenty-five" }
サーバーがage
フィールドを数値として期待している場合、この形式の不一致が415エラーの原因となることがあります。
サーバーでの処理と解決
サーバー側では、メディアタイプの検証を行い、不正な形式が検出されると415エラーを返します。以下の解決策を検討してください。
- サポートされるメディアタイプを明確に定義する
解決策:APIドキュメントに受け入れ可能なContent-Type
を明記し、クライアントが適切にリクエストを送信できるようにします。 - エラー詳細をレスポンスに含める
解決策:415エラー時に、サポートされている形式をレスポンスで提示し、クライアントが修正の指針を得られるようにします。
クライアントの対応と解決
クライアント側では、以下の対応で解決できる可能性があります。
- 正しい
Content-Type
を設定する
解決策:APIドキュメントを参照し、サーバーがサポートする形式に基づいてリクエストを送信します。 - データ形式を検証する
解決策:送信するデータが指定されたContent-Type
に適合していることを確認します。
関連するHTTPステータスコードとの比較
415 Unsupported Media Typeと混同されやすいステータスコードについて解説します。
- 400 Bad Request: リクエスト全体が無効な場合に返されるエラー
- 406 Not Acceptable: クライアントが指定した
Accept
ヘッダーに合致する形式がサーバーで生成できない場合に返されるエラー
これらの違いを理解することで、問題解決がよりスムーズに行えます。