400 Bad Request クライアントのリクエストが不正であることを示すHTTPステータスコードの原因と解決策

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400 Bad Requestについて

400 Bad Requestの概要

クライアントのリクエストが不正であることを示すHTTPステータスコード

400 Bad Request

概要 400 Bad Requestは、サーバーが受け取ったリクエストが不正であり、処理できないことを示すHTTPステータスコードです。リクエストが期待される形式や仕様に適合しない場合に発生します。このエラーが頻発すると、ユーザー体験の低下やシステム信頼性の損失につながる可能性があります。そのため、適切な原因究明と解決策の実施が求められます。

影響 リクエストが無効な場合、サーバーはエラーを返します。適切な対応が行われない場合、ユーザー体験に影響を及ぼす可能性があります。

400 Bad Requestはどのような時に発生するか

  • リクエストの構文が無効である場合
  • リクエストヘッダーが不完全または不正である場合
  • 送信されたデータが期待される形式でない場合(例: JSONの構造が間違っている)
  • クエリパラメータが欠如または不正である場合
  • 不正な認証トークンが含まれる場合
  • URLエンコードが不適切である場合

SEOに関する影響

400エラーが多発すると、クローラーがサイトを適切にインデックスできなくなる可能性があります。また、ユーザーエクスペリエンスが低下し、検索順位に悪影響を与えることがあります。エラーを迅速に修正し、サイトの信頼性を保つことが重要です。

400 Bad Requestの事例

以下のように事例を記載します。

無効なJSONを送信した場合

POST /api/data HTTP/1.1  
Host: example.com  
Content-Type: application/json  
  
{ "name": "John Doe", "age": "twenty-five" }  

このリクエストは、age フィールドが数値であるべきところ、文字列になっています。このような場合、サーバーは400エラーを返す可能性があります。

必須ヘッダーの欠如

GET /api/user HTTP/1.1  
Host: example.com  

リクエストに認証トークンが含まれていない場合、サーバーは400エラーを返すことがあります。

無効なクエリパラメータ

GET /api/search?query=&page=-1 HTTP/1.1  
Host: example.com

クエリパラメータが不適切(空白や負の値など)の場合、サーバーは400エラーを返すことがあります。

サーバーでの処理と解決

サーバーはリクエストを解析し、内容が有効でない場合に400エラーを生成します。適切なエラーメッセージを含むレスポンスを返すことが一般的です。

  • リクエストのバリデーションを強化し、エラー箇所を具体的に示す
    解決策:サーバー側で入力データやヘッダーを厳密に検証し、不正な部分がある場合は明確なエラーメッセージを返すように設定します。
  • エラーメッセージに修正方法のヒントを含める
    解決策:エラーレスポンスに、期待されるデータ形式や正しいリクエスト方法を明示することが重要です。
  • APIドキュメントを充実させ、期待されるリクエスト形式を明確化する
    解決策:クライアントが正しい形式でリクエストを送信できるよう、詳細なAPI仕様書を提供します。
  • 詳細なエラーログを記録し、問題箇所の特定を容易にする
    解決策:ログにリクエスト内容やエラー原因を記録することで、デバッグの効率が向上します。

クライアントの対応と解決

クライアント側では、リクエスト内容を確認し、不正な部分を修正する必要があります。以下に具体的な解決策を示します。

  • 送信するデータを適切な形式に修正する
    解決策:JSONやXMLなど、サーバーが期待するデータ形式に従ってリクエストを修正してください。
  • 必須ヘッダーやパラメータを確認して追加する
    解決策:ドキュメントを参照し、欠如しているヘッダーやパラメータを補完してください。
  • 認証情報が正しいか確認する
    解決策:アクセストークンやクッキーが有効であることを確認し、必要に応じて更新します。
  • デバッグツール(PostmanやcURL)を使用し、リクエスト内容を確認する
    解決策:ツールを使用してリクエスト内容を可視化し、不正な部分を修正します。

関連するHTTPステータスコードとの比較

400 Bad Requestと混同されやすいステータスコードについて解説します。

  • 404 Not Found: リクエストされたリソースが存在しない場合に返されるエラー
  • 422 Unprocessable Entity: リクエストの形式は正しいが、内容が処理できない場合に返されるエラー

これらの違いを理解することで、適切な対応が可能になります。