308 Permanent Redirect 永続的なリダイレクトを示すHTTPステータスコード

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308 Permanent Redirectについて

308 Permanent Redirectについて

308 Permanent Redirectの概要

永続的なリダイレクトを示す（リクエストメソッド保持）HTTPステータスコード

308 Permanent Redirect

概要 308 Permanent Redirectは、リクエストされたリソースが恒久的に別のURLで利用可能であることを示すHTTPステータスコードです。このコードは、301 Moved Permanentlyに似ていますが、クライアントがリクエストメソッド（POST、PUTなど）をそのまま使用する必要がある点が異なります。

クライアントは提供された情報を元に選択を行い、適切なリソースにアクセスする必要があります。

308 Permanent Redirectはどのような時に使用されるか

リソースが恒久的に別のURLに移動した場合
リクエストメソッドを保持したまま恒久的にリダイレクトする必要がある場合
APIやフォーム送信などでメソッドを変更せずにリダイレクトする際

SEOに関する影響

308リダイレクトは恒久的なリダイレクトであるため、SEOへの影響は301 Moved Permanentlyとほぼ同じです。検索エンジンは新しいURLをインデックスし、旧URLのリンク評価を新しいURLに引き継ぎます。ただし、リクエストメソッドを変更せずにリダイレクトできる特性があるため、APIやフォーム処理の場面で有効です。

308 Permanent Redirectの事例

フォーム送信の恒久的なリダイレクト

POST /submit-form HTTP/1.1  
Host: example.com

レスポンス例:

HTTP/1.1 308 Permanent Redirect  
Location: https://example.com/new-form-endpoint

解説: フォームの送信先が変更された際に、クライアントがPOSTメソッドを保持したまま新しいURLにリダイレクトされるように設定します。これにより、フォームの再送信やデータの破損を防ぎます。

APIエンドポイントの移行

PUT /api/v1/resource/123 HTTP/1.1  
Host: example.com

レスポンス例:

HTTP/1.1 308 Permanent Redirect  
Location: https://api.example.com/v2/resource/123

解説: APIのバージョン変更や構造変更に伴い、リソースのURLを新しいエンドポイントに移行する場合に使用します。リクエストメソッド（PUT）を保持したままリダイレクトできるため、APIクライアントとの互換性が保たれます。

利用における注意点

308リダイレクトを設定する際の注意点:

リクエストメソッドを保持する必要性を考慮
リダイレクト先のリソースが元のリクエストメソッドをサポートしていることを確認してください。
正確なLocationヘッダーの指定
クライアントが正しいリソースにアクセスできるよう、リダイレクト先のURLを正確に指定してください。