204 No Content コンテンツなしの成功応答を示すHTTPステータスコード

INDEX

204 No Contentについて

コンテンツなしの成功応答を示すHTTPステータスコード

204 No Content

概要 204 No Contentは、リクエストが正常に処理されたものの、レスポンスボディに返すべき内容がない場合に使用されるHTTPステータスコードです。このコードは、リクエストに対するレスポンスとして、追加のデータを返す必要がない場合に適しています。

意味クライアントのリクエストは正常に処理されましたが、レスポンスボディには何も返されません。

PUT /api/resource/123 HTTP/1.1  
Host: example.com  
Content-Type: application/json  

{ "name": "Updated Resource", "status": "active" }

レスポンス例:

HTTP/1.1 204 No Content

解説: クライアントがPUTリクエストでリソースを更新し、リクエストが成功した場合に返されることがあります。この場合、サーバーはレスポンスボディを返す必要がなく、204ステータスコードのみで成功を通知します。

DELETE /api/resource/123 HTTP/1.1  
Host: example.com

レスポンス例:

HTTP/1.1 204 No Content

解説: クライアントがDELETEリクエストでリソースを削除し、削除が成功した場合に返されます。この場合も、削除の成功を通知するだけで追加情報を返す必要がないため、204が使用されます。

204 No Contentを返す際の注意点:

レスポンスボディを含めない
204レスポンスには、ボディが含まれていない必要があります。ボディが含まれるとクライアントが混乱する可能性があります。
ヘッダーの適切な設定
コンテンツ関連のヘッダー（例: Content-TypeやContent-Length）を省略または正しく設定してください。