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102 Processingについて
102 Processingの概要
処理中の状態を示すHTTPステータスコード | ||
102 Processing 概要 102 Processingは、クライアントのリクエストが受理され、サーバーが処理を開始しているが、まだ完了していないことを示すHTTPステータスコードです。このコードはWebDAVプロトコルで定義されており、長時間実行されるリクエストに対してクライアントのタイムアウトを防ぐために使用されます。 |
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意味 サーバーはリクエストを処理中です。(完了には時間がかかる場合があります。) |
102 Processingはどのような時に返されるか
- WebDAVプロトコルを使用している場合
- サーバー側で長時間の処理が必要なリクエストが送信された場合
- クライアントのタイムアウトを回避するため、進行中であることを通知する必要がある場合
102 Processingの具体例
複数リソースの長時間処理
DELETE /collection/ HTTP/1.1 Host: example.com
レスポンス例:
HTTP/1.1 102 Processing
解説: クライアントが大きなコレクション(例: フォルダ全体)を削除するリクエストを送信した場合、サーバーが処理に時間を要することがあります。その間に102ステータスコードを返すことで、処理が進行中であることを通知します。
WebDAVプロパティ操作
PROPPATCH /collection/resource HTTP/1.1 Host: example.com
レスポンス例:
HTTP/1.1 102 Processing
解説: クライアントがリソースのプロパティを一括して操作するリクエストを送信し、サーバーが処理を開始したが完了までに時間がかかる場合に102が返されます。
注意点
102 Processingを返す際の注意点:
- 適切なタイミングで返す
サーバー側で処理が進行中であり、完了までに時間がかかる場合にのみ返してください。 - クライアントのタイムアウトを防ぐ
長時間の処理が必要な場合、102を適切に使用することでクライアントがタイムアウトすることを防ぎます。
関連するHTTPステータスコードとの比較
102 Processingと関連性のあるステータスコードについて解説します。
- 200 OK: リクエストが正常に処理され、結果が即座に返される場合に使用されます。
- 207 Multi-Status: WebDAVで複数リソースの結果をまとめて返す場合に使用されます。
これらの違いを理解することで、適切な用途で102ステータスコードを利用できます。