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Excelで金額を指定桁数で表示するには？
Excelで金額を表示する際、小数点以下の桁数を指定してフォーマットを統一したいことがあります。例えば、1234.567 を「1,234.57」のように表示したい場合、FIXED関数を使うと便利です。
本記事では、ExcelのFIXED関数を活用して金額を指定桁数で表示する方法を解説します。
FIXED関数とは？
FIXED関数は、数値を指定した小数点以下の桁数で表示し、桁区切り（カンマ）を含めるかどうかを選択できる関数です。
基本構文
=FIXED(数値, 小数点以下の桁数, [桁区切りの有無])引数の詳細：
- 数値: 整形したい数値
- 小数点以下の桁数: 表示したい小数点以下の桁数（省略時は2）
- 桁区切りの有無:
TRUE（カンマなし）またはFALSE（カンマあり、省略時はFALSE）
金額を指定桁数で表示する方法
例えば、以下のようなデータを指定桁数で表示したい場合を考えます。
元のデータ
| A | B | C | |
|---|---|---|---|
| 1 | 金額 | 小数2桁（カンマあり） | 整数（カンマなし） |
| 2 | 1234.567 | =FIXED(A2, 2, FALSE) | =FIXED(A2, 0, TRUE) |
| 3 | 98765.4321 | =FIXED(A3, 2, FALSE) | =FIXED(A3, 0, TRUE) |
| 4 | 1000000 | =FIXED(A4, 2, FALSE) | =FIXED(A4, 0, TRUE) |
数式の解説
=FIXED(A2, 2, FALSE)→ 小数点以下2桁でカンマありの金額を表示（1,234.57）=FIXED(A2, 0, TRUE)→ 小数点なしでカンマなしの金額を表示（1235）
計算結果の例
| A | B | C | |
|---|---|---|---|
| 1 | 金額 | 小数2桁（カンマあり） | 整数（カンマなし） |
| 2 | 1234.567 | 1,234.57 | 1235 |
| 3 | 98765.4321 | 98,765.43 | 98765 |
| 4 | 1000000 | 1,000,000.00 | 1000000 |
小数点以下の桁数を柔軟に変更する方法
桁数を可変にしたい場合、別のセルを参照して動的に設定できます。
数式
=FIXED(A2, D2, FALSE)例えば、D列に希望の桁数を入力すると、それに応じた結果が表示されます。
Excelでの設定例
| A | B | C | D | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 金額 | 桁数指定 | 結果 | 指定桁数 |
| 2 | 1234.567 | =FIXED(A2, D2, FALSE) | 1,234.6 | 1 |
| 3 | 98765.4321 | =FIXED(A3, D3, FALSE) | 98,765.432 | 3 |
| 4 | 1000000 | =FIXED(A4, D4, FALSE) | 1,000,000 | 0 |
まとめ
Excelで金額を指定桁数で表示するには、FIXED関数を活用するのが便利です。
- 小数点以下2桁（カンマあり）:
=FIXED(A2, 2, FALSE) - 整数（カンマなし）:
=FIXED(A2, 0, TRUE) - 桁数を可変にする:
=FIXED(A2, D2, FALSE)
この方法を活用すれば、金額のフォーマットを統一し、見やすく整えることができます。
使用した関数について
FIXED関数で数値を固定小数点形式に変換する方法をわかりやすく解説
FIXED関数についてFIXEDの概要数値を固定小数点形式に変換する Excel関数=FIXED(数値, 小数点以下の桁数, カンマの使用)概要 指定した数値を固定小数点形式に変換し、文字列として返します。 「小数点以下の桁数」で数値の丸め処理を行います。 「カンマの使用」をFALSE(若しくは指定しない)にすると桁区...
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