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行数を自動取得しカウントダウン形式で連番を表示する方法
Excelでデータの行数を把握し、それを元にカウントダウン形式(10, 9, 8, … 1)の連番をA列に表示する方法を解説します。手動で入力すると管理が面倒になりますが、関数を使うことで、自動的に行数を取得し、カウントダウンの番号をふることができます。
カウントダウン形式の連番を表示する方法
Excelでは、以下の方法でカウントダウン形式の連番を表示できます。
- ROW関数とCOUNTA関数を組み合わせる方法
- VBAを使って自動処理する方法
以下、B列の行数に合わせてA列にカウントダウン形式の連番を表示する方法を例示します。
ROW関数とCOUNTA関数を組み合わせる(推奨)
データの行数が不定の場合、COUNTA関数を使うと、自動で行数を取得しカウントダウンできます。
手順
- A1セルに以下の式を入力します。
=COUNTA(B:B)-ROW()+1
- A列の最後までドラッグしてコピーします。
ポイント: – COUNTA(B:B) はB列のデータの総数を取得します。 – ROW() は現在の行番号を取得し、それをもとにカウントダウンを計算します。1行目が見出しであるときは、+1の部分を+2とします。
VBAを使ってカウントダウンの連番を自動入力(参考)
VBAを使用すると、ボタン一つでA列にカウントダウンの連番を入力できます。
手順
- 「Alt + F11」を押してVBAエディタを開く。
- 「挿入」→「標準モジュール」を選択。
- 以下のコードをコピーして貼り付ける。
Sub CountDownNumbers()
Dim ws As Worksheet
Dim lastRow As Long
Dim i As Long
Set ws = ActiveSheet
lastRow = ws.Cells(Rows.Count, 2).End(xlUp).Row ' B列の最終行を取得
For i = 1 To lastRow
ws.Cells(i, 1).Value = lastRow - i + 1 ' A列にカウントダウンの値を設定
Next i
End Sub
- 「F5」キーを押して実行すると、A列にカウントダウン形式の連番が入力されます。
まとめ
行数に基づいたカウントダウン形式の連番を表示する方法は、以下の3つです。
- ROW関数とCOUNTA関数を使う方法(データの行数に応じて自動調整)
- VBAを使う方法(ボタン一つで処理可能)
目的に応じて最適な方法を選びましょう。
使用した関数について

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