三平方の定理をExcelで計算するには?
数学でよく使われる三平方の定理(ピタゴラスの定理)をExcelで計算することは、建築・測量・物理シミュレーションなど様々な場面で役立ちます。ExcelのSQRT
関数を活用すれば、簡単に斜辺の長さや2点間の距離を求めることができます。
本記事では、Excelを使って三平方の定理を計算する方法について詳しく解説します。
三平方の定理とは?
三平方の定理とは、直角三角形において、斜辺の長さを求めるための公式です。
c = √(a² + b²)
ここで、
- c:斜辺の長さ
- a, b:直角を挟む2辺の長さ
ExcelのSQRT関数を使った斜辺の求め方
Excelでは、平方根を求める関数としてSQRT
が用意されています。
SQRT関数の基本構文
=SQRT(数値)
この関数は、指定した数値の平方根を返します。
Excelで三平方の定理を計算する
以下のようなデータを用意し、三平方の定理を適用して斜辺を求めます。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 辺a | 辺b | 斜辺c |
2 | 3 | 4 | =SQRT(A2^2 + B2^2) |
3 | 5 | 12 | =SQRT(A3^2 + B3^2) |
4 | 8 | 15 | =SQRT(A4^2 + B4^2) |
この場合、セルC2に以下の数式を入力します。
=SQRT(A2^2 + B2^2)
これを下の行にコピーすることで、それぞれの斜辺の長さを計算できます。
まとめ
ExcelのSQRT
関数を活用することで、三平方の定理を簡単に計算できます。斜辺の長さや2点間の距離を求める際に役立つので、測定や分析に活用してみましょう。
使用した関数について

SQRT関数で平方根を求める方法と3乗根や標準偏差を求める方法をわかりやすく解説
SQRT関数についてSQRTの概要平方根を計算Excel関数/数学=SQRT( 数値 )概要 指定した数値の平方根を計算します。 数値が負の場合はエラー(#NUM!)を返します。 平方根とは、数値を2乗すると元の値になる数です。 Excel 2003以降で使用可能です。 三乗根、四乗根はPOWER関数を用います。SQR...