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シミュレーション用のランダムデータを作成するには?
Excelを使用して、売上データや在庫データなどのシミュレーション用のランダムなデータを作成する方法を解説します。RANDBETWEEN
関数を活用することで、簡単に現実的なランダムデータを作成できます。
RANDBETWEENを使ったランダムデータの作成
ExcelのRANDBETWEEN
関数は、指定した範囲内の整数をランダムに取得できるため、売上データや在庫データを無作為に作成するのに役立ちます。
ランダムな売上データの作成手順
以下の例では、1日あたりの売上個数をランダムに生成します。売上の範囲を10~100個とします。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 日付 | 商品名 | 売上個数 |
2 | 2024/02/01 | 商品A | =RANDBETWEEN(10, 100) |
3 | 2024/02/02 | 商品A | =RANDBETWEEN(10, 100) |
4 | 2024/02/03 | 商品A | =RANDBETWEEN(10, 100) |
手順
- A列に日付、B列に商品名を入力します。
- C2セルに =RANDBETWEEN(10, 100) を入力します。
- C2セルの数式をC3以降にコピーすると、各日の売上データがランダムに生成されます。
ランダムな在庫データの作成手順
在庫データをランダムに生成する場合、以下のようにRANDBETWEEN関数を使用できます。
A | B | |
---|---|---|
1 | 商品名 | 在庫数 |
2 | 商品A | =RANDBETWEEN(50, 500) |
3 | 商品B | =RANDBETWEEN(50, 500) |
4 | 商品C | =RANDBETWEEN(50, 500) |
手順
- A列に商品名を入力します。
- B2セルに =RANDBETWEEN(50, 500) を入力します。
- 必要な行まで数式をコピーすると、各商品のランダムな在庫数が生成されます。
RANDBETWEEN関数の仕組み
RANDBETWEEN(最小値, 最大値)
は、指定した範囲内の整数をランダムに取得する関数です。これを使用することで、売上や在庫の数値を無作為に生成できます。
注意点
RANDBETWEEN
関数はシートが更新されるたびに値が変わるため、データを固定したい場合は「コピー → 値として貼り付け」を行ってください。- 売上や在庫の範囲は、シミュレーションに応じて適宜変更してください。
まとめ
Excelでシミュレーション用のランダムデータを作成するには、RANDBETWEEN関数を使用するのが便利です。売上や在庫の範囲を設定することで、リアルなテストデータを簡単に作成できます。
使用した関数について

RANDBETWEEN関数で指定した範囲内で整数の乱数を発生させる方法についてわかりやすく解説
RANDBETWEEN関数についてRANDBETWEENの概要整数の乱数を発生させるExcel関数=RANDBETWEEN( 最小値 , 最大値 )概要 最小値から最大値の整数の乱数を求める 0以上1未満の乱数についてはRANDを用いる RANDBETWEEN( 1 , 5 ) であれば、1,2,3,4,5 のいずれか...