参加者リストからランダムに一人を選ぶには?
Excelを使って、参加者リストからランダムに一人を選ぶ方法について解説します。くじ引きや抽選を行う際に便利な方法です。ExcelのRANDBETWEEN
関数を活用することで、簡単にランダムな選択が可能になります。
RANDBETWEENを使ったランダム抽選の方法
ExcelのRANDBETWEEN
関数を使用すると、指定した範囲内の整数をランダムに取得できます。これを活用することで、リスト内の任意の参加者を無作為に選ぶことができます。
ランダムに一人を選ぶ手順
例えば、以下のようにA列に参加者リストがある場合、ランダムに一人を選びます。
A | B | |
---|---|---|
1 | 参加者 | 選ばれた人 |
2 | 田中 | =INDEX(A2:A6, RANDBETWEEN(1, COUNTA(A2:A6))) |
3 | 佐藤 | |
4 | 鈴木 | |
5 | 高橋 | |
6 | 伊藤 |
手順
- A列に参加者リストを入力します。
- B2のセルに =INDEX(A2:A6, RANDBETWEEN(1, COUNTA(A2:A6))) と入力します。
- Enterキーを押すと、リストの中からランダムに一人が選ばれて表示されます。
- 再度更新したいときは、空のセルを選択した状態で「DEL」キーを押してみてください。
RANDBETWEEN関数の詳細
RANDBETWEEN(最小値, 最大値)
は、指定された範囲内のランダムな整数を返します。この関数を INDEX
関数と組み合わせることで、リストからランダムな値を取得できます。
注意点
RANDBETWEEN
関数は再計算のたびに値が変わるため、結果を固定したい場合は「コピー → 値として貼り付け」を行ってください。- 参加者リストの範囲を変更する場合は、
A2:A6
の範囲を適宜変更してください。
まとめ
Excelでくじ引きや抽選を行う際には、RANDBETWEEN関数とINDEX関数を組み合わせることで、簡単にランダムな選択を実現できます。再計算時に結果が変わる点に注意しながら活用してください。
使用した関数について

RANDBETWEEN関数で指定した範囲内で整数の乱数を発生させる方法についてわかりやすく解説
RANDBETWEEN関数についてRANDBETWEENの概要整数の乱数を発生させるExcel関数=RANDBETWEEN( 最小値 , 最大値 )概要 最小値から最大値の整数の乱数を求める 0以上1未満の乱数についてはRANDを用いる RANDBETWEEN( 1 , 5 ) であれば、1,2,3,4,5 のいずれか...

INDEX関数で範囲内の指定したデータを取り出す方法についてわかりやすく解説
INDEX関数についてINDEXの概要範囲内の指定位置にあるデータを取得Excel関数=INDEX( 範囲 , 行位置 , 列位置 )範囲内左上からの位置のデータを表示する 位置は省略することも(1となる)できるが、わかりにくくなるため設定しておくことが望ましい 位置は行、列の順。XYではなくYXの順になっていることに...

COUNTA関数で指定したデータの個数を求める方法についてわかりやすく解説
COUNTA関数についてCOUNTA関数の概要COUNTAExcel関数=COUNTA( 数値 , 数値 ,,, ) 指定したデータの個数を求める(空白文字、エラー値も含まれる) 数値、数値はにあるデータの個数を求めます。 データは文字、空白文字やエラーなどもカウントされます。 空白文字(スペース)ではなく、データその...