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Excelを印刷するとセルの数字が#####になってしまう問題を解決する方法
Excelでセルに入力した数値や日付が印刷時に「#####」と表示される場合、セルの内容が正しく表示されているにもかかわらず印刷時に問題が発生していることがあります。この記事では、印刷時のみ「#####」が表示される主な原因とその解決方法を解説します。
原因と解消方法1: セル幅が狭い
「#####」が表示される最も一般的な原因は、セルの幅が不足していて数値や日付が表示しきれない場合です。
セルの列幅を少し広くします。
解決方法
- 「#####」が表示されているセルを選択します。
- セルの列見出し(例: A, B, C)の境界線をドラッグして列幅を広げます。
- または、列見出しの境界線(一番上のABCDと書かれている部分の境界線のこと)をダブルクリックして、セル内容に合わせて自動調整します。
結果
セル内の数値や日付が完全に表示されるようになり、「#####」が解消されます。
原因と解消方法2: 印刷縮小設定によるセル幅の狭まり
「ページレイアウト」設定で印刷縮小オプションが有効になっている場合、セル幅が狭くなり、内容が印刷に収まらず「#####」となることがあります。
解決方法
- 「ページレイアウト」タブをクリックし、「ページ設定」を選択します。
- 「ページ」タブで「次のページ数に合わせて印刷」が有効になっている場合、設定を解除します。
- または、「拡大縮小印刷」の倍率を適切な値(例: 100%)に設定します。
結果
セル幅が縮小されることなく、印刷時にも正しく表示されるようになります。
原因と解消方法3: フォントがプリンタに対応していない
使用しているフォントがプリンタで正しく処理されず、「#####」が表示される場合があります。
解決方法
- 「ホーム」タブでフォントを変更します(例: 「MS ゴシック」や「Arial」に変更)。
- 印刷プレビューでフォントが正しく表示されるか確認します。
- うまくいかないときはフォントサイズを小さくすることも試します。
結果
プリンタに適したフォントが使用され、セル内容が正しく印刷されます。
原因と解消方法4: データの長さが用紙の印刷範囲を超えている
長い数値や文字列がセル内に収まっている場合でも、印刷時のフォーマットで用紙範囲を超えると「#####」になることがあります。
解決方法
- セルの書式設定で「縮小して全体を表示」を有効にします。
- 該当セルを右クリックし、「セルの書式設定」→「配置」タブを開きます。
- 「縮小して全体を表示」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
結果
セル内容がセル幅に自動調整され、「#####」が解消されます。
注意点
- 印刷プレビューを常に確認し、印刷前に問題を発見して解決することをお勧めします。
- プリンタや用紙サイズ、拡大縮小オプションを見直すと、問題が解決する場合があります。
- 「#####」はセルの内容自体に問題があるわけではないため、設定変更で解消するケースがほとんどです。
まとめ
印刷時に「#####」が表示される主な原因は、セル幅の不足、印刷設定の不一致、プリンタの問題などが考えられます。それぞれの原因に応じた解決方法を試して、印刷プレビューを活用しながら問題を解消してください。正しい設定を行うことで、きれいな印刷結果を得ることができます。と、効率よく調整できます。