当月における残り営業日数を算出するには?
Excelを使って、当月の残り営業日数(平日から土日・祝日を除いた日数)を計算する方法を解説します。この記事では、関数を使った手法を紹介します。
方法1: NETWORKDAYS関数を使用する
NETWORKDAYS関数を使えば、開始日から終了日までの営業日数を簡単に計算できます。祝日を別セルに設定して考慮することも可能です。
例
以下の例では、A列に当月の開始日と終了日、B列に祝日を設定します。C列で残り営業日数を算出します。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 開始日 | 祝日 | 残り営業日数 |
2 | =TODAY() | 2023/11/23 | =NETWORKDAYS(A2, EOMONTH(A2, 0), B2:B3) |
3 | 2023/11/24 |
数式の解説
- =TODAY(): 現在の日付を取得します。
- EOMONTH(A2, 0): A2の日付を基準に当月の月末日を取得します。
- NETWORKDAYS(A2, EOMONTH(A2, 0), B2:B3):
- A2: 計算開始日(今日の日付)。
- EOMONTH(A2, 0): 当月の月末日。
- B2:B3: 祝日リスト。複数の祝日をセル範囲で指定します。
結果
以下のように、当月の残り営業日数がC列に表示されます。
以下は=TODAY()が2023/11/01と仮定した場合の結果です。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 開始日 | 祝日 | 残り営業日数 |
2 | 2023/11/01 | 2023/11/23 | 20 |
3 | 2023/11/24 |
注意点
- 祝日リストは、計算範囲内のすべての祝日を正確に記載する必要があります。
- 祝日リストを複数のセルに分けて入力する場合、セル範囲を指定します(例:B2:B3)。
- 日本の祝日を自動的に取得する機能はExcelにはないため、手動で入力する必要があります。

エクセルにコピペできる2024年以降の祝祭日リスト 日本版 | EXCELトピックス
エクセル用の2024年と2025年の日本の祝祭日リスト以下のリストはそのまま、エクセルにコピペできます。祝祭日の管理のために利用してください。エクセル上では左寄せで貼り付けされますので、右寄せとしたい場合は左寄せを解除してください。2024年の祝祭日リスト2024/1/12024/1/82024/2/112024/2/...
まとめ
NETWORKDAYS関数を使用することで、当月の残り営業日数を簡単に算出できます。祝日を考慮した計算も可能なため、ビジネスシーンで非常に役立ちます。
使用した関数について

EOMONTH関数で指定月後の月末を求める方法とDATEを使って表す方法についてわかりやすく解説
EOMONTH関数についてEOMONTHの概要指定月後の月末を求めるExcel関数/日付=EOMONTH( 開始日 , 月 )概要 指定月後の月末の年月日(シリアル値)を求める 開始日にはスタート地点となる月日 月には、何ヶ月後になるかを入れる 同じ日を求めるときは、EDATEを用いる Oはアルファベットであってゼロで...

NETWORKDAYS関数で営業日数を求める方法と休業日の指定やWORKDAYとの違いについてわかりやすく解説
NETWORKDAYS関数についてNETWORKDAYSの概要営業日数を求める(土日休日型)Excel関数/日付=NETWORKDAYS( 開始日 , 終了日 , 休業日 )概要 開始日から終了日までの営業日数を求める(定休日は土日固定) WORKDAYが指定した営業日後の日付を求める関数であったのに対し、NETWOR...

TODAY関数で今日の日付を求める方法と令和や曜日などの様々な表記についてわかりやすく解説
TODAY関数についてTODAYの概要今日の日付(シリアル値)を求めるExcel関数/日付=TODAY()概要 常に今現在の日付を取得する 入力時の日付ではなく、常に今現在の日付が表示される 常に今現在の日付となることから、固定する使用方法には向かない。固定するときは直接日付を入力する 今日の日付に加えて時刻まで求めた...