範囲指定したセルの頭に文字列を追加したい
Excelで、範囲指定した複数のセルに同じ文字列を一括で追加したい場合、関数を使用すると簡単に実現できます。この記事では、「a01-」を付けて、例えば「d0001」を「a01-d0001」と表示させる方法について解説します。
関数を使って文字列を追加する方法
次の手順で、範囲指定したセルの頭に文字列「a01-」を一括で追加する方法を解説します。VBAを使わずにExcelの関数のみを使ったシンプルな方法です。
手順
- 対象のセル範囲の右側に、文字列を追加するセルを準備します。
- 数式を入力して、指定した文字列を各セルの値の頭に追加します。
例:文字列「a01-」を頭に追加する
A列に「0001」などのデータがある場合、B列に「a01-」を頭に付けた値を表示する数式を入力します。
A | B | |
---|---|---|
1 | 番号 | 追加後の番号 |
2 | d0001 | = “a01-” & A2 |
3 | d0002 | = “a01-” & A3 |
4 | d0003 | = “a01-” & A4 |
数式の解説
- 文字列結合:
= "a01-" & A2
のように、文字列「a01-」を&記号を使ってセルA2の内容と結合しています。 - 一括入力: 数式を1つ設定した後、下にドラッグして範囲内に適用すると、同じフォーマットで文字列が自動追加されます。
別の文字列を使いたい場合
別の文字列を付加したい場合、「a01-」の部分を変更すれば簡単に他の文字列でも同じ操作が可能です。
まとめ
この方法を使えば、Excelで範囲指定したセルの頭に簡単に文字列を追加できます。特定のパターンを適用して複数のセルに一括で文字列を付加する場合に便利です。VBAを使用せず、Excelの関数だけで完結するため、手軽に利用できる方法です。
B列をコピーし、A列に「形式を選択して貼り付け」から「値」として張り付ければ置き換えることもできますが、後のことを考えると、元のデータ(追加していないデータのこと)も上書きせずに保持しておく方がよいでしょう。