勤務時間が所定労働時間を超えた場合にセルを赤く塗るには？
Excelで勤務時間が所定の8時間を超えた場合にセルを赤く塗る方法について解説します。この設定により、所定の労働時間を超えた勤務時間が一目でわかりやすくなります。
勤務時間の設定
まず、出社時間、退社時間、休憩時間を入力し、その勤務時間が8時間を超える場合にセルが赤くなるように条件付き書式を設定します。
手順
- Excelシートに以下の列を準備します。出社時間、退社時間、休憩時間、勤務時間、所定労働時間。
- 所定労働時間のセルに8時間を指定するセルを作成します。ここでは例としてE2セルをに「8:00」と入力します。
正しく表示されない場合は、書式設定をユーザー設定で「h:mm」とします。 - 勤務時間のセルに計算式を入力し、勤務時間を表示させます。
例：勤務時間の計算と条件付き書式の設定
出社時間、退社時間、休憩時間が入力されたセルを基に、勤務時間を計算し、所定の8時間を超えた場合に勤務時間セルを赤くする設定方法を示します。
| A | B | C | D | E | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 出社時間 | 退社時間 | 休憩時間 | 勤務時間 | 所定労働時間 |
| 2 | 9:00 | 18:30 | 1:00 | =B2-A2-C2 | 8:00 |
- 休憩時間が45分の時は、0:45と入力してください。
数式の解説
- 勤務時間の計算式:
=B2-A2-C2として、退社時間（B2）から出社時間（A2）と休憩時間（C2）を引くことで勤務時間を算出します。
条件付き書式の設定
- 勤務時間のセル（D2）を選択します。
- 「ホーム」タブから「条件付き書式」を選択し、「新しいルール」をクリックします。
- 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。
- 数式に=D2 > $E$2と入力します。
- 「書式」をクリックし、「塗りつぶし」タブで赤色を選択し、「OK」をクリックします。
条件付き書式の数式
- =D2 > $E$2 ：この数式により、D2セルの勤務時間がE1セルの所定労働時間（8時間）を超える場合に、D2セルが赤く塗りつぶされます。
- 今回は勤務時間が8:30となるので、赤く塗りつぶされます。
まとめ
この方法で、勤務時間が8時間を超えた場合にセルを自動的に赤くすることができます。所定の労働時間はE1セルで管理されるため、将来変更する場合もこのセルの値を更新するだけで済みます。