Excelでセルの数値に応じてセルの色を切り替える方法
Excelでは、セルの数値に応じて自動的にセルの色を変更できます。例えば、「10以上で青色」「20以上で赤色」といった条件でセルの色を設定する方法を解説します。この設定は条件付き書式を使って行います。
条件付き書式を使った色の切り替え方法
今回は、数値が10以上で青色、20以上で赤色になるように設定します。数値の条件に基づいて色を変更することで、データを視覚的に把握しやすくなります。
手順
- 色を変更したいセル範囲を選択します(ここではセルA2からA6とします)。
- 「ホーム」タブの「条件付き書式」から「新しいルール」を選択します。
- 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、条件に応じた数式を入力します。
条件付き書式の設定例
以下の表のように、セルA2からA6に数値が入力されています。このセル範囲に対し、「10以上で青色」「20以上で赤色」の条件付き書式を設定します。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 数値 | ||
2 | 5 | ||
3 | 10 | ||
4 | 15 | ||
5 | 20 | ||
6 | 25 |
例1:数値が10以上の場合に青色に設定する
- 対象となるA2~A6を選択した状態で、「条件付き書式のルールの管理」画面から「新しいルール」をクリックします。
- 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、次の数式を入力します。
=A2>=10 - 「書式」をクリックし、「塗りつぶし」タブで青色を選択して「OK」をクリックします。
- A3、A4、A5、A6のセルが青色で塗りつぶされます。
※=A2>=10と指定するだけでA2に限らず、A3、A4、A5、A6も対象となります。
例2:数値が20以上の場合に赤色に設定する
- 再度「新しいルール」を追加し、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択して、次の数式を入力します。
=A2>=20 - 「書式」をクリックし、「塗りつぶし」タブで赤色を選択して「OK」をクリックします。
- A5、A6のセルが赤色に塗りつぶされます。
注意
条件付き書式では設定の優先順位に従って適用されます。上記の例では、20以上の数値に対しては赤が優先され、10以上20未満の場合のみ青が適用されます。
まとめ
Excelの条件付き書式を使うことで、数値の条件に応じてセルの色を自動的に変更できます。複数の条件を設定することで、データの視覚化に役立つ柔軟な書式設定が可能です。