空白セルか、文字列が入力されているかを判定したい
Excelで、セルが空白であるか、何かしらの文字列が入力されているかを判定して表示させる方法を紹介します。例えば、セルの右側に「空白セル」または「入力済」と表示させることができます。
IF関数を使用した空白判定の設定方法
Excelでは、IF関数とISBLANK関数を組み合わせることで、セルが空白かどうかを判定し、「空白セル」または「入力済」を表示することが可能です。ここではセルA1の内容を判定し、セルB1に結果を表示させる方法を解説します。
数式
セルA1が空白であれば「空白セル」、入力されていれば「入力済」とセルB1に表示するための数式は次の通りです。
=IF(ISBLANK(A1), “空白セル”, “入力済”)
例
以下のように、セルA1とA2に異なる状況が入力されている場合、セルB1およびB2に結果が表示されます。
A | B | |
---|---|---|
1 | =IF(ISBLANK(A1), “空白セル”, “入力済”) | |
2 | データ入力 | =IF(ISBLANK(A2), “空白セル”, “入力済”) |
この場合、セルA1が空白なのでセルB1には「空白セル」と表示され、セルA2には文字列が入力されているため、セルB2には「入力済」と表示されます。
空白セルの場合に何も表示したくない場合は、=IF(ISBLANK(A1), “”, “入力済”) とします。=IF(ISBLANK(A1),, “入力済”) では0と表示されるので注意してください。
補足: 複数のセル範囲に対して判定する場合
複数のセルに対して同じ判定を行いたい場合には、この数式を必要なセル範囲にコピーすることで、簡単に設定が可能です。たとえば、範囲A1:A10に対してB列に判定結果を表示したい場合、B1に上記の数式を入力してから、B1:B10にコピーします。
まとめ
Excelでセルが空白か入力済みかを判定するには、IF関数とISBLANK関数を組み合わせて使用するのが便利です。セルが空白なら「空白セル」、入力済みなら「入力済」と表示できるため、データ管理や入力状況の確認がしやすくなります。ぜひ活用してみてください。
使用した関数について

