COUNTIFで「~以上~未満」の数をカウントするには?
Excelで条件に基づいた数をカウントする際、COUNTIF関数を使用しますが、「~以上~未満」の範囲を指定してカウントする場合には工夫が必要です。この記事では、COUNTIF関数を使って特定の範囲に含まれる数をカウントする方法について解説します。
COUNTIF関数の基本的な使い方
COUNTIF関数は、指定した範囲の中で条件に合致するセルの数をカウントします。基本的な構文は次の通りです:
=COUNTIF(範囲, 条件)
しかし、「~以上~未満」という範囲指定を行う場合には、COUNTIF関数ではなくCOUNTIFS関数を使用する必要があります。
例: COUNTIFS関数で「~以上~未満」の範囲をカウントする
例えば、セル範囲A1:A5の中で「50以上100未満」の数をカウントしたい場合、次のようにCOUNTIFS
関数を使用します:
A | B | |
---|---|---|
1 | 45 | |
2 | 55 | |
3 | 60 | |
4 | 80 | |
5 | 100 | =COUNTIFS(A1:A5, “>=50”, A1:A5, “<100”) |
この表の中で「50以上100未満」に該当する値(55, 60, 80)をカウントします。
関数
=COUNTIFS(A1:A5, “>=50”, A1:A5, “<100”)
手順
- セルA1からA5に数値を入力します。
- 「50以上100未満」の範囲に該当する数をカウントするセル(例:B5)に、次の数式を入力します:=COUNTIFS(A1:A5, “>=50”, A1:A5, “<100”)
- Enterキーを押すと、条件を満たすセルの数が表示されます。
結果
この場合、「50以上100未満」に該当するセルは3つ(セルA2、A3、A4)ですので、セルB5には「3」が表示されます。
COUNTIFSを使用しない方法
=SUM((A1:A5>=50)*(A1:A5<100))
とすることでもカウントできます。
仕組みが分かりにくいためおすすめはしません。
応用: COUNTIFSで複数の条件を使ったカウント
COUNTIFS関数を使うと、2つ以上の範囲や条件を組み合わせることができるため、より柔軟に数をカウントできます。例えば、「10以上50未満」「80以上100未満」などの異なる範囲でカウントしたい場合にも対応可能です。
まとめ
COUNTIF関数は1つの条件に対してカウントする関数ですが、複数の条件(「~以上~未満」など)をカウントしたい場合にはCOUNTIFS関数を使用します。条件を「>=」「<」などで指定することで、指定範囲内の数を簡単にカウントできます。
使用した関数について


