IF関数で偽の場合はセルの内容をそのまま表示したい | EXCELトピックス

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IF関数で偽の場合はセルの内容をそのまま表示したい

ExcelのIF関数を使うと、条件に応じて異なる結果をセルに表示できます。場合によっては、条件が偽(条件に合致しない)であるときに、セルの内容をそのまま表示したいこともあります。この記事では、IF関数を使って、偽の場合にセルの元の値を表示する方法について解説します。

基本的なIF関数の使い方

IF関数は、「条件が真の場合」と「条件が偽の場合」で異なる結果を表示する関数です。基本的な構文は次の通りです:

=IF(条件, 真の場合の結果, 偽の場合の結果)

ここでは、IF関数の第3引数「偽の場合の結果」にセルの内容をそのまま指定することで、元のセルの値を表示させます。

例: 偽の場合にセルの内容をそのまま表示する

例えば、セルA1の値が「100以上」の場合に「合格」と表示し、それ以外の場合はセルA1の値をそのまま表示する方法です。

A B
1 80 =IF(A1>=100, “合格”, A1)
2 120 =IF(A2>=100, “合格”, A2)

手順

  1. セルA1に基準となる値を入力します(例:80や120)。
  2. セルB1に次の数式を入力します:=IF(A1>=100, “合格”, A1)
  3. セルA1の値が100以上であれば、セルB1には「合格」と表示され、100未満であればセルA1の内容(値)がそのまま表示されます。
  4. 真の場合(100以上)に何も表示したくない:=IF(A1>=100, “”, A1) 

結果

セルA1の値が「80」の場合、セルB1には「80」が表示されます。また、セルA2の値が「120」の場合、セルB2には「合格」と表示されます。

応用例

この方法は、テストの点数や売上の金額などで条件に応じた表示をしたい場合に便利です。IF関数を活用することで、条件に合致しない場合に元のデータを保持し、条件に合う場合のみ特定のメッセージや値を表示できます。

まとめ

IF関数で偽の場合にセルの内容をそのまま表示したい場合は、IF関数の第3引数にセル参照を指定します。これにより、条件が偽の場合には元のセルの内容がそのまま表示され、手軽にカスタマイズが可能です。

使用した関数について

IF関数で論理式による表示の切り替えの方法についてわかりやすく解説
IF関数についてIFの概要論理式の結果によって表示を切り替えるExcel関数=IF( 論理式 , TRUEの場合 , FALSEの場合 )概要 論理式の結果によって異なる値を返す 論理式については論理式を参照 文字列を比較し等しければTRUEを返すEXACT、数値を比較するDELTAを用いて正誤チェックなどをすることも...