Excelで円周率を入力する方法
この記事では、Excelで円周率(π)を入力する方法について解説します。円周率は、円の周囲の長さ(円周)をその円の直径で割った値であり、一般的に約3.14159として知られています。Excelには円周率を簡単に入力するための方法がいくつかあります。
方法1: PI関数を使用する
Excelには円周率を表す関数PIがあります。この関数を使用することで、円周率の値を自動的に取得することができます。
関数の使用方法
円周率をセルに入力するには、以下のように=PI()
という関数を入力します:
A | B | |
---|---|---|
1 | =PI() | (←3.14159265358979) |
手順
- 任意のセルに=PI()を入力します。
- Enterキーを押すと、セルに円周率(約3.14159)が表示されます。
結果
この方法により、セルに円周率の値「3.14159265358979」が表示されます。
桁数を指定したいとき
指定した桁数以下を切り捨てたいとき、例えば小数点以下4位まで表示したいときは以下のようにします。
=ROUNDDOWN(PI(),4)
- 切り捨て:=ROUNDDOWN(PI(),4)
- 四捨五入:=ROUND(PI(),4)
- 切り上げ:=ROUNDUP(PI(),4)
方法2: 円周率を直接入力する
円周率を直接手動で入力することも可能です。これを行うには、セルに「3.14159265358979」のように、円周率の値をそのまま入力します。
手順
- 任意のセルに「3.14159265358979」と入力します。
- Enterキーを押すと、セルに円周率の値が表示されます。
結果
この方法でも、セルに円周率の値「3.14159265358979」が表示されます。ただし、数式として扱われないため、円周率を計算に利用する場合には、PI関数を使う方が便利です。
まとめ
Excelで円周率を入力するには、主に3つの方法があります。最も正確な方法は=PI()
関数を使用することです。また、円周率を手動で入力したり、簡単な近似値を使用する方法もあります。計算の精度や用途に応じて、適切な方法を選びましょう。
使用した関数について

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