100円未満を切り捨てて表示したい
この記事では、Excelを使用して、100円未満を切り捨てて表示する方法について解説します。例えば、金額が「150円」「199円」などの場合、100円未満の部分を切り捨て、最寄りの100円単位に丸める方法を紹介します。
100円未満を切り捨てる方法
Excelでは、100円未満を切り捨てるには、ROUNDDOWN関数を使用します。この関数は、指定した桁数に対して数値を切り捨てることができます。以下のように使用します:
=ROUNDDOWN(数値, 桁数)
例: 100円未満を切り捨てる方法
例えば、セルA1に「150円」、セルA2に「199円」と入力されている場合、これらの数値を100円単位に切り捨てるには、次のようにROUNDDOWN
関数を使います:
A | B | |
---|---|---|
1 | 150 | =ROUNDDOWN(A1, -2) |
2 | 199 | =ROUNDDOWN(A2, -2) |
手順
- セルA1に「150」、セルA2に「199」のように金額を入力します。
- セルB1に=ROUNDDOWN(A1, -2)を入力します。
- セルB1には「100」が表示されます。
- セルB2に=ROUNDDOWN(A2, -2)を入力します。
- セルB2には「100」が表示されます。
結果
この式により、セルB1には「100」、セルB2には「100」と表示されます。両方の数値は100円未満を切り捨てた結果です。
注意点
ROUNDDOWN関数で使用する「-2」という桁数は、切り捨てたい単位の桁を示しています。「-2」は百の位を基準にして切り捨てることを意味します。もし、十の位や千の位などで切り捨てたい場合は、桁数を変更してください。
別の例: 10円未満を切り捨てる場合
もし、10円単位で切り捨てたい場合は、次のようにROUNDDOWN
関数の桁数を「-1」に変更します:
A | B | |
---|---|---|
1 | 150 | =ROUNDDOWN(A1, -1) |
2 | 199 | =ROUNDDOWN(A2, -1) |
結果
この場合、セルB1には「150」、セルB2には「190」と表示され、いずれも10円単位で切り捨てた結果が得られます。
使用した関数について

ROUNDDOWN関数で指定した桁に切り捨てる方法についてわかりやすく解説
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